Image by: ロレアル
仏・ロレアルグループ(L'OREAL)とAlphabet社傘下のプレシジョン・ヘルス企業であるVERILYが、美容分野に特化した戦略的パートナーシップを締結した。美容業界では初。
プレシジョン・ヘルス(精密保健)は、 ヒト疾患をモデリングし早期に検知・早期発見することで健康へとつなげる取り組みとして、近年注目を集めている。今回の提携では、皮膚と髪の老化メカニズムをより深く理解し、特徴づけ、そしてロレアルのプレシジョン・ビューティテック戦略と製品開発に反映させることを目的とした2つのプログラムを実施する。
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1つ目は、肌の健康を生物学的、臨床的、環境的に横断的に捉えるための戦略的コラボレーションを行う。ロレアルの皮膚に関する深い科学的知識とVERILYの包括的な臨床科学能力を組み合わせ、エクスポソームと皮膚老化、加えて肌に関する生物学との関連を解読・発見することを目的とする。
2つ目は、VERILYのR&Dチームとロレアルのアクティブ コスメティックス事業部を提携し、臨床皮膚医学やスキンケア向けのセンサー、AIアルゴリズムなど、新サービスの基盤となる新技術や遠隔診断ソリューションの開発を検討する。
ロレアルグループ最高経営責任者(CEO)ニコラ・イエロニムス氏は、「このパートナーシップにより、私たちはテクノロジーとサイエンスを通じて、スキン・ヘルスの新しい時代をリードし、世界中のすべての人が人生の各ステージにおいて、最も包摂的で、パーソナライズされた、パワフルかつ正確なスキンケア・プログラムを利用できるようにしたいと考えています」とコメント。また、VERILYの社長兼COOステファン・ジレット氏は、「私たちは、化粧品科学の世界的なリーダーと提携し、スキン・ヘルスをよりよく理解し、推進することができることを嬉しく思っています」と話した。
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