ワークマンのロゴ
Image by: FASHIONSNAP
ワークマンが、全売上の62%を占めるPB商品の価格を据え置くことを発表した。円安や原料費、輸送費の高騰で、ファーストリテイリングやしまむらなどの大手アパレルが値上げを視野に入れる中、家計の可処分所得の減少により値上げだけでは増収にならない、という考えなどから「価格据え置き宣言」に至ったという。
同社は、2022年の春夏物からPB商品の値上げを検討してきたが、機能性と価格でファンになった新規顧客が多く、値上げはブランドイメージを毀損してしまうこと、「ワークマンプラス(WORKMAN Plus)」と「#ワークマン女子」のブームで獲得した新規顧客を維持したいこと、PB商品は1900円や3900円などの区切れの良い価格にしているため、大幅な値上げしかできない構造になっていることを理由に価格の据え置きを決定。「守り」として価格を据え置く一方、撥水・防汚機能を付加した女性向け高機能ウェアの開発など、「攻め」として機能性を更に高め新たな市場を開拓することで売上増を目指すという。
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なお、極端な円安や原料費、輸送費の高騰などが同時に進行する場合には、値上げに踏み切らざるを得ないとしている。
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