《大学セミナー・ハウス 本館》1965 年 (撮影:北田英治、1997 年)
吉阪隆正は戦後復興期から1980年まで活動した建築家で、考現学の創始者として知られる今和次郎やル・コルビュジエ(Le Corbusier)に師事。文部大臣芸術選奨(美術)を受賞した「ヴェネチア・ビエンナーレ日本館」や、日本建築学会賞を受賞した「アテネ・フランセ」などを手掛け、コンクリートによる彫塑的な造形を持った独特の建築で知られている。
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同展では、吉阪の生涯と建築を中心とした領域横断的な活動を、時代やテーマによって7章に構成して紹介するほか、吉阪が携わった地域計画のプロジェクトや日記、原稿、ノート、書類、写真といった個人資料を展示する。
サブタイトル「ひげから地球へ、パノラみる」は、吉阪による造語を組み合わせたもので、地域や時代を超えて見渡すことなどを意味する「パノラみる」と、自身の表象であり等身大のスケールとしての「ひげ」、そして個から地球規模への活動の広がり、という意味を込めたという。
■吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる
会期:2022年3月19日(土)〜6月19日(日)
休館日:月曜日(3月21日は開館)、3月22日
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1階
住所:東京都江東区三好4-1-1
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般1400円 / 大学生・専門学校生・65歳以上1000円 / 中高生500円 / 小学生以下無料
詳細ページ
《大学セミナー・ハウス 本館》1965 年 (撮影:北田英治、1997 年)
《ヴェネチア・ビエンナーレ日本館》1956 年 (撮影:北田英治、1997 年)
《江津市庁舎》1962 年 (撮影:北田英治、1994 年)
《吉阪自邸》1955 年 (撮影:北田英治、1982 年)
《サイコロ世界地図》1942 年 ⓒ吉阪隆正
《乾燥なめくじ》1966 年 ⓒ吉阪隆正
《一筆描きのタカ》1979 年 ⓒ吉阪隆正
吉阪隆正 写真提供:アルキテクト
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