アドウェイズ代表取締役社長 山田翔
Image by: FASHIONSNAP
Atmoph Window
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F:これは3つセットで販売されてるものなんですか?
山田:いや、1個単位で買えますよ。ただ、3つにするとパノラマになるのでそっちのほうがオススメですが。1つ5万円くらいですね。
F:「世界初のスマートなデジタル窓」をコンセプトに1200本以上の風景を揃えているそうです。普段はどんな風景にしてますか?
山:季節感があるものですね。今は寒くなってきたので、暖炉とか温かみのあるものが多いです。夏だと昼間海で夜花火みたいな。カリモク家具の製作過程の風景もあったりバリエーション豊富です。
F:工場で職人が作業している風景ですね。J-WAVEのスタジオなど、自然風景だけでなく色々な内容のものがあって面白いですね。
山田:もともとコロナ前は作業机はおろかパソコンすら無い家だったんです。本格的にリモートすることになって一式揃えた時に、家の窓からの風景が変わらないのでもともと出資先だし「気分転換できるかな」って買ってみました。
F:これは自動で切り替わったりするんですか?
山田:オートでテーマに合わせて切り替えるのはできるんですけど、時間帯に合わせてはないのでそこは改善ポイントですよね。本当はテンションと時間帯に合わせて自動で変わってくれるほうがいいですけど、こっちは昼間なのに画面の中は夜で花火が上がっちゃうとかあるので。
F:なんだかんだで経営者目線で使ってますね(笑)。
山田:本当はボーっと見てるくらいがいいんでしょうけど、こうしたらいいんじゃないかとか考えたりしちゃいますね。でも、こういうスタートアップのものに触れると自分自身もアップデートできるので全然良いんですけど。
F:ちなみに家の中がかなり充実してますけど、今も出社してないんですか?
山田:全然してないですね。会社自体も90%くらいリモートです。いわゆる作業みたいなのは、自宅でズームとか使ってやったらいいかなって思ってます。相互理解を深めるとか、チークワークを高めるとかはリアルのほうがいいのでそこは機を見て合わせてます。
Atmoph Window 2 [Basic] (ブラック)
ブランド: Atmoph
メーカー: Atmoph
価格: ¥49,800(2021/12/20現在)
SONY Cinema Line FX3
F:めちゃくちゃ綺麗に映りますね!
山田:ソニー「Cinema Line」シリーズのFX3です。35mmフルサイズCMOSセンサーとBIONZ XRが搭載されているんですけど普通のミラーレス一眼とはレベルが違いますよね。シネマラインというように映画も撮れるように開発されてるんです。
F:iPhoneのシネマモード最強版みたいな感じですね。ちなみにこれはいくらなんですか?
山田:ボディだけで50万くらいですね。レンズとマイクは別売りです。
F:良い値段しますね(笑)。やっぱりこのカメラの映像クオリティに惹かれたんですか?
山田:いや、単純に見た目のルックスがカッコいいからですね。個人的にカメラはファインダーが付いてないデザインが好きなんです。これの前はシグマのFPというものを使っていたんですけど、それもファインダーがないところが決め手でした。
F:筐体の剛性感もスゴいです。今はウェブカメラとして使っていますが、これを手持ちして何か撮ったりはしないんですか?
山田:しないですね。もともとカメラが好きで自分で写真を撮ってるんですけど、それこそキャノン5D Mark Ⅱからライカ携帯まで片っ端から試したんですよね。そこで思ったのは、良いカメラってシーンのフィーリングをすごく研究してるということ。サクッと撮れるためのフィーリングもあれば、しっかり被写体と向き合って撮影するシーンに合わせて作っているカメラもある。1つのカメラに全てのシーンとフィーリングを求めちゃいけないんだなって思いました。なのでこれはウェブカメラ専用として使って、写真撮る時は違うカメラを使ってます。オートフォーカスがすごく優秀ですし。
F:なるほど。レンズも色々試したんですか?
山田:はい、試しました。唯一ここだけがデジタル化できないので、スペックうんぬんというよりもまず試さないとなんとも言えないところですよね。レンズって職人芸だなって思います。でも将来は液体レンズとかが実用化されて、ここも置き換わっていくのかな。
F:これからカメラに求めるものってありますか?
山田:うーん、どちらかと言うとハードウェアの部分はあまりなくてソフトウェアの部分は色々ありますね。今でもハードウェアはだいぶスペックが充実していると思うんです。ただ、新しいカメラを買わないと新しい体験ができないっていうのはそろそろ変えなくちゃいけないと思うんですよね。新しいソフトウェアがリリースされるたびに、昔のカメラも違った風に使えるようになったりとか、アップデートできる楽しみは欲しいです。その方が、長く使えますし世の中的にも良いと思いますし。
BMW iX xDrive40
F:最後は、BMWの次世代フラッグシップEVの「iX」のxDrive40です。先月発売したばかりの最新型ですね。
山田:初期生産分が運良く手に入って良かったです。BMWのSUVは、SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の2つにカテゴライズされていて、これはSAVです。BMWの次世代SAVをとても感じられるモデルだと思います。
F:実際乗ってみてどうですか?
山田:やっぱり一般用途の車は、完全にEVになるなって思いました。性能面でも乗り心地でも普段使う車としてはガソリン車よりもずっとこちらのほうがいいです。特に4輪になるとプロペラシャフトがないので底面をフラットにできて居住空間のレイアウトの自由度が格段に広がりますよね。
F:内装もかなり洗練されてますよね。スイッチとセンターコンソールから電動シートの調整スイッチまでクリスタルガラス製と今までの車という感じではないですよね。
山田:ファーストクラスパッケージという名称で展開されているんですが、ここらへんは従来の車とは違いますね。初めて乗った時に感じたのはすごくシンプルになっているところ。なんでかなと思ったら、運転席周りのボタンの数が劇的に減ってるんですよね。細かいところにインテリア要素があるのは余白ができてシンプルになったが故にどうファーストクラス感を演出するか、というところの表れなんでしょうね。
F:乗ってみると音が本当に静かですね。微かに動作音が聞こえるくらいです。
山田:この少し聞こえる駆動音も実は後付けなんです。車って味覚以外の感覚を使うので、一つだけ優れていてもダメなんですよね。細部に拘りつつも全体感としてまとまってなければエクスペリエンスとしては台無しになるので、きっとこの音もBMWが考える全体感の一部分なんでしょうね。
F:この大型曲面ディスプレイがすごく未来感あります。テスラは縦長ですが、BMWのモニタは横長なんですね。
山田:テスラの縦長もインパクトありましたけど、これだけ長いワイドディスプレイもインパクトありますよね。このディスプレイは曲面を採用していて、縦長との差別化を図っているんだと思います。このモデルにはシャイテックというUIが採用されているんですけど、5Gも標準装備されているのでソフトウェアもこれからどんどんアップデートされていくんでしょうね。このナビもARになっていて面白いです。
F:ずばり、これはおいくらなんですか?
山田:うーん、東京都の人口より少ないくらいです。
F:いきますね(笑)。
山田:でも、今って残価設定ローンだったりカーリースだったり支払い方法が多様になってきて実際支払う金額自体はそんなにいかないんですよね。これもちゃんと計算して購入しているので、最終的に見るとトータルで払う金額自体は全然少ないです。
F:購入というよりも一時保有という感じなんですね。
山田:そうですね。この車を買うのもネットで申し込みでしたし、購入方法や支払い方法もどんどん進化してると思います。車自体も店舗でじっくり選ぶという時代でもないですし、車体ばかりに目が行きますがそれをデリバリーするまでの流れも進化してると思います。
今年を振り返って
F:最後に、振り返って今年はどういう年でしたか?
山田:今年は外に出なくなって、家の中でどう生活するかみたいなのが一番大きかったです。逆に言うと人からどう見られるかをあまり気にしなくなったので、ライフスタイル変わっちゃったなって。良いか悪いか置いといて、どちらかと言うと外向きの買い物というより内向きの買い物が多かったと思います。自分がどう感じるかみたいな買い物が多かったですね。最近は、ぼんやりと家が買いたいなって思いました。
F:もしも買うんだったらどういう家がいいですか?
山田:実家が田舎にあるので、最先端システムを搭載したスマートホームかもうちょっと離れたところあたりに林の中にポツンと一軒家みたいなのがいいですね。
F:振り幅スゴいですね(笑)。最先端のスマートホームってどういうのですか?
山田:日本の住居って間取りが画一的な感じで面白く無いんですよね。なので都市生活効率性重視の動線で弾き出した間取りとか管理人の代わりにAIがフル管理してたりと今までとコンセプトが違うところが出たら気になります。最近だと「ノットアホテル(NOT A HOTEL)」とかも面白いですよね。
F:一生に一度とも言われる買い物になるのでじっくり選ばなきゃですね。来年はどういう年にしたいですか?
山田:まだ社長に就任したくらいしか外側にインパクトないので、今いろいろと内部を整え直して準備している段階です。それが来年から出てくるので、社長が変わった新体制でどう攻めていけるかが楽しみですね。会社のスローガンが「なにこれ すげー こんなのはじめて」なので、周りにそう言ってもらえるようになりたいですし、自分もそういう人やコト、モノに出会えるような一年にしたいですね。
F:ありがとうございました!
■山田翔
株式会社アドウェイズ 代表取締役社長
1985年3月15日生まれ、北海道遠別町出身。公立はこだて未来大学卒業。2007年アドウェイズに入社後、新規メディアの立ち上げを担当。2013年7月にアドウェイズ子会社のBulbit株式会社(現UNICORN株式会社)の代表取締役社長に就任し、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」を指揮、主力プロダクトへ成長させる。2014年にアドウェイズ執行役員、2016年6月に取締役に就任後、2021年7月より代表取締役社長に就任。
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