凸版印刷株式会社は、メタバース上の複数の店舗を集約するスマートフォンアプリ「メタパ™」を開発し、2021年12月15日より提供を開始。出店店舗第1号店となったのは、ベータ・ジャパン合同会社が展開する体験型ストア「b8ta」のバーチャル店舗となる「Virtual b8ta」です。
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メタバースに構築するショッピングモール
「メタパ™」は、メタバース上に構築された複数の店舗を、ショッピングモールのように集約したスマートフォンアプリ。大きな特徴は、ひとつのアプリで複数のバーチャル店舗を周遊できることでしょう。
また、遠隔地にいる家族や友人と同時にそれぞれのアバターで接続し、音声会話やテキストチャットでコミュニケーションを取りながら買い物を楽しんだり、VR・ARを活用して実際のサイズ感や部屋に置いた時のイメージを確認したりと、メタバースならではの体験も可能です。
店舗レイアウトはシンプルで、出店企業のCGコストに配慮した設計。加えて、バーチャル店舗上のアクセス人数・商品閲覧数・ECサイト遷移数などのデータ分析を通じ、商品開発やマーケティングをサポートすることもできるといいます。
「Virtual b8ta」へ行ってみました。
そんな「メタパ™」の記念すべき第1号店となったのが、「b8ta」のバーチャル店舗「Virtual b8ta」。「b8ta」とは、2020年8月に2店舗(東京有楽町・新宿)同時オープンした米国発のRaaSモデルの体験型ストアで、食品やテクノロジーを駆使した製品など幅広く取り扱っています。また、店舗内に設置されたエクスペリエンスルームでは、ブランドの世界観とともに製品やサービスを体験することが可能です。
そんな「b8ta」のバーチャル店舗が「メタパ™」に出店したということで、実際に「Virtual b8ta」を訪れてみました。アプリを開き、ニックネームとアバターを設定するだけで簡単にショッピングスタート。店舗内には、シリコンバレー発の空気清浄機「Air dog」シリーズや、遠隔地にいる人と体験を共有できるウェアラブルデバイス「IoANeck」、”スタンフォード式最高の睡眠”から生まれた「ブレインスリープピロー」、脳波デバイス「b-tone」などが展示されています。
試しに、AI搭載のチェーンレス電動アシスト自転車「Honbike」をタップ。詳細画面の「バーチャル体験」を押すと、製品が折りたたまれる様子を見ることができ、「AR表示」を押すとカメラ越しに映る自室に製品を出現させることができました。もちろん、ECサイトへの遷移もワンタップです。なお、画面には空間内のユーザーのコメントなどが表示されていました。
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「メタパ™」サービスサイト(アプリダウンロード可)
(文・Higuchi)
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