ヴァージル・アブロー
Image by: FASHIONSNAP
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMH)が、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターを務めるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が11月28日に死去したと発表した。2019年から心臓の癌とされる心臓血管肉腫のため闘病していたという。41歳だった。
1980年アメリカ イリノイ州ロックフォード生まれ。アーティスティックディレクターやクリエイティブディレクター、アーティスト、建築家、エンジニアといったマルチな才能を発揮した。2012年にアートワーク「PYREX VISION」をスタートし、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」を立ち上げて2013年からファッションブランドとして本格始動。2019年春夏シーズンには「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のメンズ アーティスティック・ディレクターに初の黒人デザイナーとして抜擢された。今年7月にはLVMHが、オフ-ホワイトを買収すると発表しており、新規ブランドの立ち上げや、既存ブランドの活性化などに取り組む予定だった。なお、同氏は2019年9月、オフ-ホワイトの2020年春夏コレクションのショーを体調不良により欠席していた。
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LVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOは「このニュースに私たち全員がショックを受けています。ヴァージルは、天才的なデザイナーであり、先見の明があっただけではなく、美しい魂と偉大な知恵を持った人物でした」とコメントしている。
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