「クリーンクラウド」イメージビジュアル
Image by: On
スイスのパフォーマンスブランド「オン(On)」が、炭素排出物から製作したフォーム素材「クリーンクラウド(CleanCloud)」を発表した。高機能プラスチックを手掛けるオーストリアのボレアレス社、炭素排出物を日常の製品に変換するランザテック社の2社と共同開発したもので、現在の石油由来のEVAフォームで製造されている全てのアウトソールの素材をクリーンクラウドに切り替える。
クリーンクラウドは、4年の歳月をかけて開発された。ランザテック社が製鉄所から発生する排ガスの一酸化炭素が大気中に放出される前に回収し、自然発酵により液体エタノールに変換。その後、エタノールからエチレンを生成し、ボレアス社が重合するという流れで生産される。素材の移行は、「クラウド(Cloud)」シリーズや「THE ROGER」シリーズを含むライフスタイルコレクションを一部が対象で、将来的にアウトソールやシューズ以外の製品にも使用する予定だという。量産体制が整い次第移行するが、具体的な時期は未定としている。なお、シューズのアウトソールの素材に炭素排出物を採用するのはオンが初めて。
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