コーセーが、コンセプトストア「Maison KOSÉ銀座」を11月1日にリニューアルオープンした。新たなコンテンツとして1階にバーチャルメイクアップを提供する「NEW ME COLLECTION」と、専用の撮影機材を用いた”セルフ写真館”型スタジオ「KOSÉ SELF PHOTO STUDIO」の2種のビューティアトラクションを設置。1階を“体験”の場に特化し、お客と美容の新たな接点を創出する。
同店は2019年12月にオープン。コーセーグループの「アディクション(ADDICTION)」や「雪肌精」、オンライン専売の「米肌」、2014年に買収したアメリカのヴィーガンコスメブランド「タルト(tarte)」など、傘下ブランドを集積している。これまでもカシオ計算機と共同開発したネイルプリンターなど、最新機器を活用したサービスを提供。そのほか、空容器の回収プログラムや、シーズン中に売り切れなかった商品の値引き販売など、環境に配慮した取り組みも実施している。
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NEW ME COLLECTIONでは、ナチュラルメイクからエッジが効いたメイクまで、多様な50パターンのバーチャルメイクを提供。ブース内で5ショット撮影し、店内の幅12m、高さ2mの巨大ディスプレイにバーチャルメイクを施したオリジナルムービーを写し出す。バーチャルメイク画像とムービーはLINEやメールでスマートフォンに送信。また、スマートフォン上ではメイクパターンのコンセプトや使用アイテムを紹介しECページに簡単に飛べる設計で、購入までの導線を構築する。KOSÉ SELF PHOTO STUDIOはプロ仕様のライティングやカメラ設定のもと、セルフシャッターで撮影。気に入った写真1枚をスマートフォンにダウンロードすることができる。いずれも予約無しで無料で利用可能となっている。
今年5月に同店店長に着任したコーセーマーケティング戦略部の深澤亮氏は、「当店の強みはグループのさまざまなブランドに一気に触れられること。2つのビューティアトラクションにより、お客さまが新たな商品やメイク方法と出会い、また、美容の多様な楽しみ方を提供できればと考えている」と新コンテンツについて語る。「バーチャルメイクのパターンは多様で、普段はしないメイクのシミュレーションができる。メイクならではのそうした楽しみに触れるきっかけとして、楽しんでもらいたい」。
また、2階では11月15日からKOSÉ SPORTS BEAUTY SHOPを展開。コーセーのビューティスペシャリスト「KOSÉ BEAUTY CREATION UNIT」がスポーツメイクのオーダーサービスを提供するほか、コーセーが支援するスポーツ選手と客が直接コミュニケーションするリアルイベントやオンライン配信などのイベントを開催する。オープンに先駆けて、雪肌精のグローバルミューズである羽生結弦選手の2019-2020シーズンの衣装「紫のOrigin」を展示公開している。
同社マーケティング戦略部グループマネージャーの杉﨑洋氏は、「この店舗は実験的な位置付けでもある。最先端の技術を取り入れ発信することで、他の店舗に波及していけたら」と期待を込めた。
■メゾン コーセー
住所:東京都中央区銀座7-10-1 1階、2階
公式サイト
Image by: FASHIONSNAP
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