オンワードホールディングスの企業ロゴ
Image by: FASHIONSNAP
オンワードホールディングスが2022年2月期第2四半期(2021年3月1日~2021年8月31日)の連結決算を発表した。営業損益は32億9400万円の赤字(前年同期は109億7900万円の赤字)と赤字幅が縮小し、売上高は807億8500万円(前年同期比5%減)。そのうちEC売上高は208億円(前年同期比6%増)だった。当期純損益は、固定資産や関係会社株式の売却益の計上等により、当初計画の22億円を上回る74億4800万円の黒字(前年同期は151億8800万円の赤字)となった。
事業会社別では、ライフスタイル事業が好調で、同事業の中核ブランドである「チャコット」「クリエイティブヨーコ」「大和」がいずれも増収増益を達成。チャコットでは、上期から本格展開を開始したコスメカテゴリー「チャコット・コスメティクス(Chacott COSMETICS)」の売れ行きが伸長しており、アジアをはじめとした海外市場への展開拡大も視野に入れる。来春には代官山へのグローバル旗艦店の出店を控えており、更なる事業拡大を狙う。
ADVERTISING
このほか、ビジネスモデルの改革の一環として、今年4月に開始したOMO型の新業態事業「ONWARD CROSSET STORE/SELECT」では、これまで埼玉や愛知、千葉、高知の4店舗を出店し、10月8日にオープンする阪神梅田本店など全国に新たに10店舗を展開。新業態ローンチ後の反響として、ONWARD CROSSET SELECT 高知大丸では、オンライン上の商品をブランド問わず取り寄せて試着・購入できる「クリック&トライ」の利用を通じた商品の売上が4割強にのぼった。地方顧客からの支持を着実に集めており、今後も出店を加速させていくという。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境