「パーリーゲイツ」公式サイトより
TSIホールディングスが、2022年2月期第2四半期(2021年3月1日〜8月31日)の連結決算を発表した。売上高は647億5000万円(前年同期比15.1%増)、営業損益は11億3000万円の黒字(前年同期は104億6900万円の赤字)、当期純損益は18億9000万円の黒字(同144億3400万円の赤字)。上期業績として4期ぶりに営業利益黒字を達成した。
2022年2月期上期は、5億円の赤字予想から一転し、営業利益11億3000万円で着地。新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化する中で、「パーリーゲイツ(PEARLY GATES)」やストリートウェアブランド「ハフ(HUF)」をはじめとしたゴルフ事業・ストリート事業の大幅成長による収益力向上や、在庫消化率の向上、仕入抑制、販管費削減の効果などが功を奏したという。
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ゴルフカテゴリーの上期売上高は、2019年2月期は80億7000万円、2020年2月期は92億4000万円、2021年2月期は76億円と推移。2022年2月期は110億5000万円で初の100億円突破を達成した。ゴルフ事業の全5ブランドが非コロナ禍であった一昨年の売上を大幅に上回っており、東京オリンピックによる市場の盛り上がりに加えて、独自性の強い新たなコンテンツ商材の導入などが新規顧客獲得に繋がったという。このほか、「アルページュストーリー(Arpege story)」をはじめとするEC中心の事業モデルへといち早くチャネル戦略をシフトしたウィメンズブランド事業も貢献。なお、実店舗の売上構成比率が高いブランドや、オケージョン傾向の強いブランドなど、国内での低収益事業に関しては、事業の撤退も視野に入れ、抜本的な見直しを図っていくという。
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