Image by: コーセー
コーセーが、シーズン中に売り切れなかった商品を値引きして販売し、地球環境保全や循環型社会の実現を目指すプロジェクト「KOSÉ Green Bazaar」を本格的に始動する。ユーザーと直接関わる商品販売の取り組みにより、SDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」が目指す持続可能な生産消費形態についてユーザーと共に考えるきっかけを目指す。
余剰在庫の廃棄は化粧品業界における環境保全に関わる課題のひとつで、コーセーでも問題視してきた。ユーザーをより巻き込み、ひとりの消費行動がエコに繋がる直接的な試みとして「KOSÉ Green Bazaar」を、直営店「メゾン コーセー(Maison KOSÉ)」の銀座店と表参道店、オンラインストアで昨年4月から実験的に実施。ユーザーから、「環境課題について考えながら、買い物も楽しめた」「(エコについて)何かできたらいいなと思った」「素敵な考えをもっとたくさんの方に知って頂き、 エコ活動が広がることを願っている」といったプロジェクトに賛同する声が多く上がったため、定常的に行うことを決めた。「雪肌精」や「ファシオ(FASIO)」「エスプリーク(ESPRIQUE)」「ヴィセ(Visee)」など一部のブランドが対象。店頭やKOSÉ Green Bazaarのサイトでは、買い物をしながら環境について考えるきっかけとして、エコにまつわる問題の出題や情報を発信し、気軽に実践してもらうきっかけになることを期待する。
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同社が昨年発表した中長期ヴィジョン「VISION2026」では、3つの基盤戦略のひとつに「バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進」を掲げ、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」を策定。神戸市主催の使用済み容器回収プロジェクト「神戸プラスチックネクスト~みんなでつなげよう。つめかえパックリサイクル~」への参加や、毎月17日をサステナビリティ ビューティ デーとし、ユーザー参加型イベントを開催するなど、サステナビリティ活動を推進している。
■メゾン コーセー:公式サイト
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