子ども服を買うとき、店舗に子供を連れていっても試着を嫌がる、という声をよく聞きます。試着をせずに購入した結果、「サイズを間違えた」「イメージと違った」という失敗談がある人も多いのではないでしょうか。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、頻繁に店舗を訪れることに抵抗がある人もいるでしょう。
ADVERTISING
そんな中、京都大学に本社を構えるAIスタートアップ株式会社データグリッドと、子ども服製造小売の株式会社F・O・インターナショナルは、子ども服のバーチャル試着体験を提供すべく、データグリッド社のバーチャル試着サービス「kitemiru」を用いた実証実験を開始します。
kitemiruとは
「kitemiru」は、気になっているアイテムが自分や家族、友人に似合うかどうかを、実際に試着することなく確認できるバーチャル試着サービス。ユーザーとアパレルブランドの双方が簡単に利用することができます。
ユーザーはスマートフォンで撮影した全身写真をアップロードするだけで、商品の試着イメージを確認可能。写真をアップロードしてから、AIが試着イメージを生成・表示するまでの間はわずか約5秒で、待たされるストレスはなさそうです。
また、アパレルブランドは、ECサイト用に撮影したモデル画像をサービスに登録するだけで、簡単に試着ページを発行することができます。データグリッド社によると、店舗やオンラインストア、SNSなど様々なタッチポイントに試着機能を張り巡らせることで、顧客の生活に寄り添った購買体験を提供するオムニチャネル化を実現するといいます。
実証実験の概要
そしてこの度、データグリッドとF・O・インターナショナルは、リアル店舗とオンラインストアの融合体験(OMO)によるブランドエンゲージメント向上を実現すべく、実証実験を行います。
本実証実験を実施するのは、F・O・インターナショナルが展開するブランド「BREEZE」。Instagramのフォロワー数が17万人を超える人気ブランドです。
10月1日〜11月14日の期間、関西の5店舗(神戸三宮本店・アリオ八尾店・イオンモール橿原店・あべのキューズモール店・ららぽーとEXPOCITY店)にて、新シーズンのおすすめ商品を試着できる特設サイトの二次元バーコードを配布します。
その場で「kitemiru」を使って子どもの画像をアップロードし似合う服を探すことはもちろん、自宅で家族とともにバーチャル試着写真を見ながら、じっくり検討することも可能です。
これにより、お店でじっくり服選びができなかった人や、プレゼント用の服選びでイメージが湧かず困っていた人に、バーチャル試着体験を通して新しい価値提供を行うとともに、ブランド定着を図る狙いです。
BREEZE販売部部長・石坂仁一氏は本実証実験の開始にあたって、「子どもが試着せず、イメージと異なる商品を購入してしまったり、プレゼントをしてしまったりと頭を悩ませるシーンが今まで幾度とありましたが、kitemiruはバーチャルとはいえイメージ画像を作れることは画期的であると思います。(中略)今以上にお買い物を楽しんで頂けるようになれば」とコメントしています。
PR TIMES
kitemiru
(文・Saki Amano)
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【Techable】の過去記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境