Engel & Völkers社 公式サイトより
現代美術作家 杉本博司と建築家 榊田倫之による「新素材研究所」が設計を手掛けた超高層マンション「432 Park Avenue」の79階フロアが、1億3500万ドル(日本円で約148億4000万円)で売りに出されている。ニューヨーク・マンハッタン島の中心部に位置する96階建てのマンションの広さ約700平方メートルのワンフロアを改装した物件で、完成当時に杉本博司が手掛けたことで話題になっていた。Enes Yilmazerが公開した動画では、これまであまり公にならなかった詳細な部分にも焦点が当てられ紹介されている。
432 Park Avenueは建築家のラファエル・ヴィオリー(Rafael Violy)が設計した高級マンションで、高さは1396フィート(約425メートル)。マンション内にはラウンジをはじめ、ミシュランの星を獲得したシェフであるショーン・ハーガット(Sean Hergatt)が監修したプライベートレストランや、屋内スイミングプール・サウナ・マッサージルームなどを備えたフィットネスセンター、スパ、ライブラリー、ビリヤードルーム、上映スペース、会議室、子ども用のプレイルーム、ヨガスタジオなどの施設を併設している。
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79階フロアは、5つのベッドルームと5つのバスルーム、2つのパウダールーム、2つの専用エレベーター乗り場を備えたコンドミニアムで、室内には杉本が手掛けたアート作品が並ぶ。樹齢1000年以上の杉や、奈良の寺院で使われていた古材、中世室町時代の庭園に使われた石材などを取り入れ、茶室や、セントラルパークを一望できる広いリビングルームには矩形の窓を上下に二分割できる大きな障子を設置。また、リビングルームの一角にはミニチュア庭園が設けられている。
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