Image by: SENSAI
カネボウ化粧品のプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」が、アリババグループが運営する中国最大のB2Cオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」に旗艦店をオープンした。著しい成長を見せる中国のプレステージ化粧品市場において、プレゼンスを確立する考えだ。
センサイは1983年に誕生。主に国産の希少な小石丸シルクなどを使用し、高品質な日本ブランドとして欧州や中東の百貨店を中心に40ヶ国以上で展開してきた。日本では2019年から販売している。
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中国市場へは2019年にアリババグループの越境ECサイト「天猫国際(Tmall Global)」で発売し、2021年4月に海南島の免税店に出店するなど販路を広げてきた。Tmallでの販売を機に、EC主導によるDX事業モデルでのブランド育成を加速。SNS上でコミュニケーションやショップ運営、会員制度(ポイントプログラム)による顧客管理などを推進し、ロイヤル顧客の醸成を目指す。また10月9日まで上海市内の「上海上生新所 蔦屋書店」に体験ルームをオープンし、ブランドの世界観や商品特長を発信。今後も随時ポップアップなどのリアルでの接点の創出も計画している。
花王の化粧品事業部門センサイブランドグループ長の山口聡一氏は「Tmall 旗艦店のオープンは、ブランドにとって大事な一歩。成長著しい中国のプレステージ化粧品市場に向けては、国内EC、免税、インバウンドと、あらゆる方向からのアプローチを徹底強化していく。2022年には、中国での実店舗出店も計画している」と述べている。
■SENSAI Tmall旗艦店:公式サイト
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