木と漆のシンプルな関係性で魅せる芸術
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(2021/09/01)
金沢を拠点に活動する若手漆造形家・鵜飼康平氏の新作展「Merge」が、2021年9月1日(水)~10月2日(土)にhpgrp GALLERY TOKYOで開催される。
金沢工芸大学在学中に漆と出会った鵜飼氏は、その素材が持つ歴史や、多くの工程を少しづつ積み重ねるプロセスに魅了された。素地として使用する木から形を削り出し、樹液である漆を塗り重ねることで作品を仕上げる。木の自然な造形、その形を生かして自ら彫り込んだ痕跡、そこに塗られる漆と、「自然なことの連続の結果として」生まれた作品は、有機的な美しさとプリミティブな力強さを合わせ持っている。
今回は、近年制作している「融」シリーズを中心に展示するという鵜飼氏。彼は作品制作について「漆を塗る・研ぐという単純な行為の繰り返しの中で、自分でも意図しない形態が現れます」と語る。必然と偶然が織りなす、鵜飼氏の漆芸作品に注目だ。
骨董通りの地下にギャラリーを構えるhpgrp GALLERY TOKYO。鵜飼氏の個展開催は今回が初となる。木と漆の、シンプルだが奥深い世界に触れられる貴重な機会をお見逃しなく。
■概要
鵜飼康平新作展「Merge」
開催期間:2021年9月1日(水)~10月2日(土)
営業時間:12:00~19:00
開催場所:hpgrp GALLERY TOKYO
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F
電話番号:03-3797-1507
休廊日:日曜・月曜・火曜
>>EDITOR’S VOICE
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Text:Arisa Watanabe
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