違和感を感じるか感じないかは、観る人次第
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イラストレーター・TOMOTERU NISHIMURA HOMMEの個展「WHAT YOU SEE IS THE ALWAYS TRUTH」が、MATにて開催。2021年7月31日(土)〜8月8日(日)まで。
TOMOTERU NISHIMURA HOMME(トモテル ニシムラ オム)は、名古屋を中心に活動するイラストレーター。ファッションブランドとのコラボなど多岐にわたり活躍中。本展の「WHAT YOU SEE IS THE ALWAYS TRUTH」は、TOMOTERU NISHIMURA HOMMEが「目に見えるものこそ全て」という意味でつけたタイトル。ただ同時に目に見えるものを認識して理解したり、記憶したりすることの曖昧さ、儚さを逆説として提言している。展示タイトルのTHEの位置がTRUTHの前に配置されていないのも、あえて。なんとなく見ていれば違和感に感じないのでは、とのこと。
今回展示するモチーフは、実際に目で見たもの手で触ったもの、自ら作り出したものだが、元の形からは遠く離れた形態として描かれている。しかし、この作品を鑑賞する人にとっては、この作品を観て得た情報が、描かれた物体に対して知り得る全てとなる。たとえそれが本来の形状から著しく変化していたとしても、目に見えるものが正しい情報として、観念として、受け取ることしかできない。つまりそれが「WHAT YOU SEE IS THE ALWAYS TRUTH」。違和感を感じるか感じないかは、観る人次第なのだ。
■概要
WHAT YOU SEE IS THE ALWAYS TRUTH TOMOTERU NISHIMURA HOMME
・開催期間:2021年7月31日(土)〜8月8日(日)
・時間:13:00-19:00
・場所:MAT
・住所:東京都渋谷区神宮前5-49-5 RハウスB1F
>>EDITOR’S VOICE
2021年8月20日(金)からは、MATから徒歩7分のGYRE GALLERYで、「村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力 ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平」が開催予定。芥川賞受賞作『コンビニ人間』などで知られる小説家・村田沙耶香と、現代アーティストの金氏徹平、デイビット・シュリグリー(David Shrigley)の3人が、村田沙耶香作品の世界観を表現する本展示。中には、村田沙耶香が学生時代に描いた作品も。今公開されているビジュアルを見るだけでもワクワクして待ちきれない!
※敬称略
Text:miwo tsuji
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