コーセーのコーポレートサイトより
コーセーの2021年4~6月の連結決算は、中国に加え国内需要も回復基調となり、純利益が前年同期比49.8%増の23億7800万円と増益となった。売上高は同2.7%増の587億7000万円、営業利益は同211.6%増の34億5600万円、経常利益は同139.6%増の37億3300万円だった。なお同社は2021年12月期から「収益認識に関する会計基準」を適用し、前年同一期間と比較して増減率を計算した。
前期(2020年4月~2021年3月)は、新型コロナウイルスの影響を受け、売上高が前期比14.7%減の2793億円、純利益は同55.1%減の119億円だった。今期は、中国市場で昨年から引き続き、Eコマースや免税事業を中心に大きく成長し、日本国内でも昨年の反動でアルビオンや「コスメデコルテ(DECORTÉ )」「雪肌精」などの主要ブランドが百貨店や専門店チャネルで回復。マルホとの合弁会社コーセーマルホファーマによるスキンケアブランド「カルテ HD」や、メゾンコーセーを中心としたEコマースも引き続き好調に推移したことで売上高が増加し、コストコントロールにより増益を確保した。
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今期は、決算期を3月末から12月末に変更したことで4~12月の決算となる。通期は売上高2380億円、営業利益が200億円、経常利益が205億円、純利益が142億円を見込む。
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