LVMHの公式サイトより
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMH)が、2021年度上半期の決算を発表した。売上高は286億6500万ユーロ(約3兆7278億円)で前年同期比56%増、2019年同期比14%増と好成績を収めた。また、純利益は52億8900万ユーロ(約6878億円)を計上。前年同期から10倍、2019年同期でも62%増の伸び率を示し、第1四半期に続いてコロナ以前よりも好調な業績となった。
特にファッション&レザーグッズ部門の売上高は前年同期比74%増、2019年同期比38%増の138億6300万ユーロ(約1兆8028億円)を計上し、勢いを見せている。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」「ロエベ(LOEWE)」「フェンディ(FENDI)」「セリーヌ(CELINE)」が売上をけん引し、ディオールはすべてのカテゴリーで成長が見られたという。
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傘下に収めた「ティファニー(Tiffany & Co.)」が相乗効果を発揮し、ウオッチ・ジュエリー部門の売上高は前年同期の3倍にあたる40億2300万ユーロ(約5231億円)だった。ティファニーでは米国とアジアでのシェアを伸ばした。一方で、香水・化粧品部門とセレクティブ・リテーリング部門の売上高は2020年同期実績を超えることができたが、2019年同期比ではマイナスとなった。
地域別では米国、アジア(日本を除く)、日本、ヨーロッパのすべてのエリアで前年同期実績から2桁増となった。第1四半期では減収となったヨーロッパ地域は第2四半期単体で87%増と急回復した。2019年同期実績を超えたのは米国(23%増)とアジア(30%増)で、日本は3%減、ヨーロッパは16%減となった。
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