カジュアルアパレル事業を主軸に展開するアダストリアが運営するブランドniko and…（ニコアンド）が、2021年度下半期に中国上海市内に3店舗を新規出店する見込みとなった。

ニコアンドは2019年12月に中国大陸1号店となるグローバル旗艦店を上海の人気商業エリア、淮海中路にオープンした。淮海中路エリアは、近隣にはグローバルブランドの旗艦店がひしめき合っているエリア。ブランドの中でも世界最大の規模を誇る店内には、アパレルアイテムだけでなく、生活雑貨、家具も多数取り揃え、1階と3階には飲食エリアも併設させている。1号店オープンの1年後となる2020年12月には同じ上海市内の繁華街、南京西路エリアに中国大陸2号店もオープン。2号店の目の前には世界最大級のスターバックスリザーブド（星巴克烘焙工坊）が店舗を構えている。

中国では、ニコアンドはグローバルブランドのみならず、中国現地のブランドとのコラボレーションも積極的に仕掛け、日本と同様に雑誌の編集のような期間ごとのエディトリアル型の店舗の運営を進めている。

2021年下半期には3店舗を新規出店し、合計5店舗となる見込み。2020年6月にアリババグループのECサイト「天猫（Tmall）」に旗艦店を出店し、ライブストリーミングなども活用させながらオンライン売上の拡充も図っている。

上海以外への出店、天猫（Tmall）以外への出店も視野に入れつつ、上海での知名度・売上の拡大を図っていく。 

兒玉キミト