「スポーツウェブショッパーズ」トップページより
ロコンドが、サッカー商品のショッピングサイト「スポーツウェブショッパーズ(SPORTS WEB SHOPPERS)」を運営するフェアプレイの全株式を取得すると発表した。取得額は非開示としている。ロコンドは今回の買収を機に、スポーツ領域の強化に着手するという。
創業20年を超えるスポーツウェブショッパーズは、独立系サッカー通販サイトとしては国内最大級の規模となり、2021年1月期は取扱高10億円、売上8億円を計上した。フェアプレイとの業績は売上高7億8100万円、営業利益700万円で、前期まで続いていた赤字から黒字に転換した。
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ロコンドは「靴とスポーツは相性が良い」という考えから2015年にアルペンと資本業務提携を締結。現在はサッカーやランニングなど幅広いスポーツ用品を販売する「ロコンドスポーツ」を展開している。3万点を超えるスポーツ商材を取り扱っているが、売上構成比としては靴やアパレルよりも小さく、専門通販サイトを傘下に収めることでカテゴリーの拡大を進める。将来的にはスポーツのジャンル別に専門サイトを運営し、売上1000億円を計上するドイツのSIGNA SPORTS Unitedのような事業展開を目指すという。
フェアプレイはスポーツウェブショッパーズの人材確保やシステム拡充などが課題だったとし、両社の課題解決のためロコンドはフェアプレイを吸収合併する方針。フェアプレイは9月1日の吸収合併をもって解散となる。
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