「WearableMusk(着るマスク)」(税込5489円)
Image by: AOKI
紳士服大手のAOKIが、「パジャマスーツ」の展開を拡大する。パジャマスーツは昨年11月の発売から約半年で累計2万着を売り上げた人気シリーズ。2021年秋冬シーズンはパーカにマスクとグローブを組み合わせた「WearableMusk(着るマスク)」が新たに登場する。
パジャマスーツは新たな生活様式に対応した商品として打ち出し、「パジャマ以上・おしゃれ着未満」をコンセプトにパジャマの快適さとスーツのフォーマルさを兼ね備えたセットアップスタイルを提案。商品の機能性に加えてユニークな名称がSNSで話題を集め、ウィメンズでは2021年春夏シーズンのアイテムがほぼ完売となるなど好評を得ているという。
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2021年春夏シーズンは4種の素材を展開したが、2021年秋冬シーズンは昨年販売したダンボールニットとメランジジャージーのほかに、ツイルジャージー、デニムルック、ミラノリブ、抗ウイルス素材の生地を加えて6種に拡大。カラーは10色に増やし、チェック柄も揃えた。
商品ラインナップもメンズ・ウィメンズともに拡充。特にメンズはカットソーなどカジュアルアイテムを充実させ、ラインナップを2021年春夏シーズンの約2倍に増やした。今シーズンのパジャマスーツの価格帯は5489円~8789円(税込)。
新たに登場する「着るマスク」は、従来のフーデットパーカの襟部分にマスク、袖部分にグローブをドッキングしたデザイン。フロントのファスナーをすべて閉め、マスクの紐を耳にかけると口元を覆うことができる。袖部分はサムホール仕様になっている。抗ウイルス素材で展開するため、リモートワーク時だけではなく屋外スポーツなどの外出時を含む様々なシーンに適応できるようにしたという。税込価格は5489円。
同社はパジャマスーツのほか、アクティブな着用シーンでも快適な着心地を実現させた「アクティブワークスーツ」を開発するなど、これまで得意としてきたビジネススーツ以外の商品ラインナップの拡充に力を入れている。アクティブワークスーツに関しては上下のセットアップで4800円(※発売当初。現在は5390円で販売)という手に取りやすい価格設定でも注目を集めた。デザインは至ってベーシックだが、広報担当者は「スーツを縫える工場だからこそ高品質という強みがある」とコメント。今後もカジュアルスタイルのウェアの開発を進め、アパレル業界他社との差異化を図っていく方針だ。
「WearableMusk(着るマスク)」(税込5489円)
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