アパレル・ファッション業界の「転職理由ランキング」を調査しましたので、その結果を発表いたします。
転職理由ランキング
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解説
2020年に「クリーデンス」に登録した人の転職理由を調べたところ、1位「キャリアアップ・スキルアップしたい」、2位「会社都合」、3位「給与に不満がある」という結果になりました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、倒産やブランド閉鎖、業績悪化による契約終了など、「会社都合」で転職を余儀なくされる人が増えました。しかし、それ以上に多かったのが「キャリアアップ・スキルアップをしたい」という回答です。未来の業界の姿や自身の今後のキャリアを考える機会が増えたことで、成長を望む人が多くみられたと予想されます。
コロナ流前後で登録者数に変化はなく、アパレル・ファッション業界で就業を希望するが多い
コロナ流行前の2019年7~9月の新規登録者数を「100」に換算し、それ以降の新規登録者数の推移を調べたところ、コロナ流行前後で大きな変化は見られませんでした。アパレル・ファッション業界特化型の転職サービスという性質に鑑みて、業界の動向が芳しくない中でも、業界内で働きたいという人が多くいることを意味しています。アパレル・ファッション業界は、「業界に貢献したい」「ファッションが好き」など、業界や商品に対する愛着を持つ人が他業界に比べて多い傾向にありますが、コロナ流行前後においてその傾向が改めて顕著に表れた結果と言えるでしょう。(クリーデンス 事業責任者 河崎 達哉)
調査概要
2020年1月~12月に「クリーデンス」に登録した人の転職理由をもとに集計。昨年のデータは、2019年1月~12月に「クリーデンス」に登録した人の転職理由を再度集計しています。
解説者プロフィール
クリーデンス 事業責任者 河崎 達哉(かわさき たつや)
1984年、兵庫県生まれ。
2008年、株式会社インテリジェンス(現社名:パーソルキャリア株式会社)入社。
キャリアアドバイザーとして、IT・ウェブ領域や金融、医療を担当。
また、さまざまな業界のハイクラス層の転職も支援。
これまでに支援した転職希望者は、1,500名を超える。
キャリアアドバイザー部門のゼネラルマネジャーを経て、
2019年4月からは「クリーデンス」の事業責任者として、
アパレル・ファッション領域の人材サービスをけん引している。
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