ニールセンデジタルは、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率」のMonthly Totalレポートをもとに「オンラインショッピングのサービス利用状況」を発表しました。
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最も視聴者数が多いのは楽天市場
そもそも「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率」とは、デジタル媒体のすべてのコンテンツを、PC・モバイル・タブレット・などのデバイスを横断して計測し、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握することを可能にするというもの。
2021年4月の同レポートによると、オンラインショッピングにおいて、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルで最も視聴者数(18歳以上)が多かったのは楽天市場。驚くことに、5,370万人が月に平均66回利用し、GRP(延べ視聴率)は3,282%となっていました。
次いで視聴者数が多かったのはやはりAmazonです。こちらでは、5,120万人が月に平均35回利用で、GRPは1,675%となっていたようです。
Amazonは男性に強い
次に、オンラインショッピングにおける視聴者数上位3サービス(楽天・Amazon・Yahoo)のリーチを性年代別に見てみましょう。興味深いことに、女性ではどの年代でも楽天市場のリーチが最も高かったのに対して、男性の18-34歳ではAmazonのリーチが高く、67%となっています。
つまり、楽天とAmazonでは明らかにリーチしている層が異なることがわかります。さらに、Amazonは男性のなかでも18-34歳と、若年層に特に人気があることも一目瞭然。
最後に、オンラインショッピングにおける利用者数上位3サービスのターゲットGRP(TARP)を性年代別に見ると、女性35-49歳の楽天市場のTARPが最も高く、なんと6,040%。次いで男性50歳以上の楽天市場のTARPで3,527%となりました。
ニールセンデジタルの担当者は「今後、オンラインショッピングサービスをメディアとして活用して広告を出稿し、そこで消費者とコミュニケーションを取るブランドが増えていくことも考えられます。ブランド担当者は、ターゲットの属性や、認知または好意度の向上などのキャンペーン目的に応じた最適な出稿先を検討するにあたり、オンラインショッピングサービスも広告出稿媒体の選択肢の一つとして、他のメディアと同様にターゲットリーチや利用回数、GRP、TARPなどの指標で評価し、出稿先を選定するのが良いでしょう」と話しています。
PR TIMES
(文・Takeuchi)
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