不織布の型紙を着用した状態
Image by: ティー・アンド・ワイ・スズキ
学生服や関連用品の企画・製造・販売を手掛けるティー・アンド・ワイ・スズキが、学生服のEC採寸販売システムを開発し、専業子会社スクシアを立ち上げたと発表した。学生服販売店を母体とし、同社が吸収合併した有限会社オーヤマを5月13日付でスクシアに社名変更。EC専門の学生服販売会社として運営していく。
ティー・アンド・ワイ・スズキは従来の学生服の採寸会場に見られた「密」状態を回避するため、指定のキットを着用するだけで採寸できるシステムを開発。今年4月入学者向けの学生服販売で導入し、実用性を確認できたことから専業子会社を立ち上げた。特許も取得済みだという。
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学生服の採寸は、2種類の型から袖丈と裾丈を調整するという簡易的な形式を採用しているため、セルフでの採寸でもクリアするべきハードルが低いという。採寸サイズの誤差をなくすため、同社の採寸キットでは身体の各部位のサイズの数値のみを入力するのではなく、不織布で作成したサンプルを着用して採寸するという方法を開発。スカートはジャンパースカートタイプも用意する。キットには採寸時のポイントを画像付きでまとめた解説書を同梱し、問い合わせはネット注文専用ダイヤルでも受け付ける。スカート丈の規制がある学校に関しては、採寸時の丈の長さを写真でスタッフが確認してから注文を確定するという。まずは初年度となる2022年4月入学者向けに、神奈川県内の中学校・高校合わせて50校への導入を目指す。
不織布の型紙を着用した状態
Image by: ティー・アンド・ワイ・スズキ
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