ワークマンの「リバーシブルワークスーツ」
Image by: FASHIONSNAP
ワークマンが、今年2月に発売した「リバーシブルワークスーツ」の売れ行き好調を受けて、ビジネスシーンにも使える新商品の開発に着手したことを明らかにした。リバーシブルワークスーツは同社初のビジネススーツとして打ち出し、裏返すと作業服に変化するリバーシブル仕様のデザインが話題を集めた。「非常に好調で、ほぼ完売した」(小濱英之社長)という。
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同社のPB「フィールドコア(FieldCore)」で展開しているリバーシブルワークスーツは、同社のアンバサダーを務めるファッションアナリストの山田耕史と共同開発した商品で、帝人フロンティアの「ソロテックス(SOLOTEX®)」を用いた撥水のスーツをジャケット2900円、パンツ1900円という低価格で提案している。オンラインストアでは完売しており、企業のユニフォームとして500着分の納入依頼もあったという。
現在進めている企画では、リバーシブルワークスーツで購入者から届いた「シワが目立つ」「ポケットが使いづらい」といった声を受けて改良するとともに機能を向上させ、よりビジネスシーンでも活躍できるスーツの開発を目指す。自転車通勤者向けのコートなど新しいジャンルの商品開発も検討しているという。
2021年3月期は通期業績としては10期連続で最高益を達成。PB商品の売上高は前期比39.4%増の872億8800万円で、秋冬物が好調だった。チェーン全店のPB売上比率は59.7%で、前年同期から8.3pt上昇した。PBではアスレジャー向けとプロ向けを展開しており、当期はアウトドア商品に話題が集中したが、今期(2022年3月期)はプロ向け商品を強化していく方針。PBの中には売れ残った商品もあり、需要予測発注システムなどを活用し在庫コントロールに取り組む。プロ顧客離反への懸念については「#ワークマン女子」の出店加速で顧客の棲み分けを図っていく考えだ。
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