公園のように“余白”のあるスペース
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2021年5月30日(日)まで、南青山・みゆき通りのSKWAT地下にある「SKWAT PARK」にてエキシビジョン「Material Matters」が開催されている。
SKWATとは、表参道・原宿の空きスペースをまるで“占拠”するように出現し、期間限定で文化的コンテンツの発信を行うプロジェクト。過去には原宿の元クリーニング店、南青山のライフスタイルショップCIBONE(現在は表参道GYREへ移転)の一角を“占拠”し活動を行ってきた。
現在SKWATは、プラダ青山店に隣接する商業施設「ザ ジュエルズ オブ アオヤマ」の一角に出現中。地下1階、地上2階の“占拠”スペースのうち、地下に広がる「PARK」と名付けられた場所がエキシビジョンの会場だ。
今回は、建築家、デザイナー、アーティストがプロジェクトを進める過程で使用するファブリックや石材、タイルなど様々な素材サンプルに着目。SKWATの中心人物の一人、中村圭佑氏が代表を務める設計事務所「DAIKEI MILLS」のスタジオを一時的にSKWAT PARKへ移設し、そのマテリアルライブラリーを一般開放中だ。さらには来場者に素材サンプルを持ち帰ってもらうことで、役割を終えたそれらに別の価値が生まれることを期待している。
SKWAT PARKはその名の通り「公園」の概念をベースにしており、訪れる人々が思い思いの時間を過ごせるような余白が散りばめられている。展示そのものを楽しむのはもちろん、椅子に座って本を読んだり仕事をしたり、友人と待ち合わせをしたり。公園にふらりと立ち寄るように訪れたならば、思いもよらない創造的な出会いが待っているだろう。
■概要
Material Matters
開催期間:2021年4月6日(火)〜5月30日(日)
開催場所:SKWAT PARK
住所:東京都港区南青山5-3-2 B1F
営業時間:12:00〜19:00
定休日:日・月曜
>>EDITOR’S VOICE
SKWATの2階部分には、海外の出版社やギャラリーから個性的なアートブックを輸入し販売する「twelvebooks」のオフィス・ショールーム・倉庫がまるごと移転されている。こちらも一般開放されており、アートブックを手に取り購入することができるので、あわせて訪れてみてほしい。
Text:Natsuno Aizawa
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