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三陽商会が2021年2月期(2020年3月1日〜2021年2月28日)の連結業績を発表した。売上高は379億3900万円(前年同期は688億6800万円)、営業損益は89億1300万円の赤字(同28億7500万円の赤字)、経常損益は90億3600万円の赤字(同28億9900万円の赤字)、親会社に帰属する当期純損益は49億8800万円の赤字(同26億8500万円の赤字)となり、2016年度から5期連続で赤字決算となった。(※2020年2月期は決算期変更に伴う14ヶ月の変則決算)
今期は新型コロナウイルスの影響に伴う臨時休業や営業時間の短縮、外出自粛、インバウンド需要の低迷といった影響を大きく受けた。EC販路の強化といった様々な施策を推進し、下半期以降はセールの多用などにより売上高は概ね計画を達成したが、売上総利益は計画比87.4%の145億1000万円となった。また、事業構造改革費用や連結子会社ルビー・グループの全株式売却に係る関連損失など、昨年10月の業績予想公表時に見込んでいなかった特別損失14億8000万円を計上し、赤字幅が拡大した。
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今後については、事業改善を目的に新たに掲げる再生プランを引き続き推進。2022年2月期の通期業績予想は売上高440億円、営業利益1億円とし、黒字化の実現をボトムラインの目標とする。
なお、代表取締役兼副社長執行役員の中山雅之氏は5月28日の開催予定の定時株主総会およびその後の取締役会における決議を経て、代表権のない取締役兼副社長執行役員に就く。
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