カリグラフィー×タイポグラフィーで哲学を発信
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2021年5月15日(土)まで、骨董通り「小原流会館」の地下にある「hpgrp GALLERY TOKYO」にてアーティスト、リカルド・ゴンザレスの新作展「Nothing Is Without Meaning」を開催中。
リカルド・ゴンザレスはメキシコ出身で、現在はブルックリンを拠点に活動するアーティスト。祖父の影響でカリグラフィーを始め、その後ニューヨークで学んだタイポグラフィーを融合させて独創的な作品を生み出し続けている。ストリートカルチャーの温度感をもちながらも、優雅で洗練された表現が特徴的だ。
彼は「It’s a living.」という言葉を自身のシグネチャーとして使用している。「生きている」「生きるということ」「人生」など様々な訳し方ができるこの言葉は、彼の哲学といえるだろう。今回の新作シリーズでも「Breathe」「Walk」「Think」など、その哲学に共通するような、人生において幾度となく繰り返される行動が散りばめられている。
本展に向けて彼は次のようにコメントしている。
「私たちの日常に無意味なことなど一つもない。どんな行動も知らず知らずのうちに他者と繋がり、自分達を理解することにつながる。些細なことが他人や自分の人生に深く影響することもある。毎日の全ての行いが私たちの人間性を決定し、そして人生の意味を形作っていく。それがIt’s a living、『生きる』ということだ」
毎日の行動が人生となるのだから日常の一瞬一瞬すべてに意味がある。そんなメッセージを発信する「Nothing Is Without Meaning」。忙しい日々の中で忘れがちな大切なことを改めて考えるきっかけを与えてくれるだろう。
■概要
Nothing Is Without Meaning
開催期間:2021年4月8日(木)〜5月15日(土)
開催場所:hpgrp GALLERY TOKYO
住所:東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F
電話番号:03-3797-1507
営業時間:12:00〜19:00
定休日:日〜火曜
>>EDITOR’S VOICE
OMOHARAREALでは、表参道&原宿で活躍するアーティストに街への想いを語ってもらう連載コーナー「私の表参道/原宿」を掲載中。本展の会場「hpgrp GALLERY TOKYO」で2021年3月まで個展を開催していた杉本克哉にもアーティスト活動を通じた思い出を語ってもらった。現代美術家で銭湯ライターの愛するギャラリー&銭湯とは?
※敬称略
Text:Natsuno Aizawa
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