ブランドのロゴをデザインする際にいくつかのポイントがある。可能な限りシンプルにすること。普遍的であること。複数の媒体で利用できることなど。それに加え、ワインポイント隠されたメッセージを埋め込むのも、デザイナーの腕の見せ所になる。
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優れたロゴに隠し味あり
世の中で知られている著名な露の語の中には、一見気づかないようなメッセージやトリックが隠されているものある。そのようロゴは普段気づかずに無意識に見ていても、いつの間にかブランドが伝えたいメッセージを消費者の脳裏に焼き付けている。
もしくは、単純にデザインプロセスの中で生まれだされた偶然の産物の場合もある。いずれにせよ、言われて初めて気づく著名ブランドロゴに隠されたメッセージを幾つか紹介してみたい、
vaio
元々SONYのパーソナルコンピュータのシリーズブランドであったvaioのロゴには、デジタルとアナログのシンボルが隠されている。”VA”の部分はアナログを表現する正弦波、”IO”の部分は1と0で構成されるデジタルのシンボルをモチーフとされたデザインされている。
頭文字の”P”の部分にピンのモチーフが隠されている。そのサービスをイメージさせるための上手なデザイン。もちろん、アイコンの”P”も同じ形を採用している。
FedEx
ロゴにシンボルが隠されている最も有名なケースの一つがFedEx。ルビンの壺の視覚効果のように、”Ex”の部分に白い矢印が仕込まれていて、配達するイメージや、同社の未来に向けたメッセージを表現している。また、意外と知られていないのは、”e”の下の部分に隠されているスプーンのモチーフ。
Tour de france
黄色い丸は夏に開催されることに因んだ太陽をモチーフにしているのと、よく見ると、その上の”r”の文字と合わせると自転車に乗っているように見えるようにデザインされている。
Amazon
頭文字の”A”の部分と”z”を矢印で繋ぐ事により、英語で”全て”を表現する”A to Z”のメッセージが隠されている。同社がオンラインストアで全ての商品を扱うというビジョンを表現している。
Gillette
P&Gが提供する髭剃りブランドのジレットのロゴには、その商品のイメージをモチーフとして、頭文字の”G”とその横の”i”が剃刀によって斜めに切られたデザインが施されている。
IBM
8本の青い線は、コンピューターにおける1バイトが8ビットで構成されている事を表現。右下の平行の2つの青い線が、”平等”を示すイコールサインをイメージしてデザインされている。
Baskin Robins
日本でも同じみのサーティーワンアイスクリームは、本国のアメリカではBaskin Robinの名前で知られている。その”B”と”R”の部分を色分けすることで、31のフレイバーを提供しているというメッセージを込めている。
Continental
タイヤブランドのコンチネンタルのロゴは一見シンプルに見えるが、実は”C”と”o”の配置によって、その間にあるスペースがタイヤの形を生み出すようにデザインされている。
サントリー山崎
“崎”のつくりの下の部分が、実は「奇」ではなく「寿」と描かれている。これは、サントリーのサントリーの前身である寿屋の名前をこっそりと隠した粋な計らいである。
North West Airlines
かつて存在していたノースウェスト航空のロゴは隠されたメッセージが最も卓越したものの一つ。ロゴシンボルの部分は、頭文字の”N”と”W”を上手に内包し、また、赤い三角は左上をポイントすることで、方位磁石がNorth West (北西) を示している。
btrax
社名が音楽のトラックxB = レコードのB面という意味から、レコードっぽい雰囲気のロゴシンボルの中の”B”の上のスペース部分の形が四分音符をモチーフとしている。
>>ビートラックスがリブランディングにかけた思い – ギャップを埋めるために –
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