伊勢丹新宿店外観
Image by: FASHIONSNAP
各社の前年同月比の売上高は、三越伊勢丹ホールディングスが11.7%減、そごう・西武が0.6%減、J.フロント リテイリング(大丸松坂屋百貨店)が17.8%減、松屋(銀座本店)がが26.7%減、高島屋が11.4%減、エイチ・ツー・オー リテイリング(阪急阪神百貨店)が16.5%減だった。
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いずれも新型コロナウイルス感染症の再拡大や「Go To トラベルキャンペーン」の一時停止から入店および購買客数が減少。一方で、三越伊勢丹ホールディングスや高島屋、J.フロント リテイリング、そごう・西武では、巣ごもり需要の高まりからおせち料理やクリスマスケーキの売上が店舗とECともに堅調に推移した。エイチ・ツー・オー リテイリングではおせち料理の売上高が前年比116%増で、コロナ禍を受けて販売個数を増やした少人数用の商品が人気だったという。
そごう・西武では衣料品の販売は振るわなかったものの、インテリアの売上が好調。三越伊勢丹やエイチ・ツー・オー リテイリングではラグジュアリーブランドのハンドバッグや靴といった高額商材の売上が前年実績を上回った。旅行や外出の機会が減ったことを受けて、クリスマスギフトや自分へのプレゼントとして購入する傾向が見られたという。
エイチ・ツー・オー リテイリングや松屋、そごう・西武では年始の店頭営業の3密を回避することを目的に、クリアランスセールを12月から開催。福袋のEC販売を強化する百貨店も多く、エイチ・ツー・オー リテイリングではEC販売分の福袋はほぼ完売状態となった。
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