4. PRADA メッシュ ショルダーバッグ
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F:またもやミニバッグですね(笑)。今度は「プラダ(PRADA)」です。
小笠原:自分でも買い過ぎたなと思います(笑)。
F:ポシェットのような形で、チェーンは取り外しもできるんですね。
小笠原:そうなんですよ。これはジル サンダーより容量があるので、使い勝手がいいですね。手で持っても首にかけても、肩にかけてもいいですし。
F:こちらのアイテムは2020年春夏で、ラフ・シモンズが加入する前に発売されたものではありますが、ラフ加入後のプラダは小笠原さんの目にどう映りましたか?
小笠原:ラフっぽかったなというのが率直な感想です。もちろんラフの視点が入っているからラフっぽくはなるんでしょうけど。
F:ミウッチャはラフに任せてフェードアウトしていくのか?と勘繰ったりもしました。
小笠原:そこはどうなるかわからないですけど、ミウッチャ自身ちょっと疲れてるのかなとは思いましたね。
F:ものづくりを続けていくことがですか?
小笠原:ミウッチャとラフの2人で質問を受けつけて答えるライブ配信があったじゃないですか。そこで「新しいものを作ることは難しい」というようなことを言っていましたからね。新しいものを探すことに対して、限界を感じているのかもしれないなとその時思ってしまったんです。
F:小笠原さんが言う「新しい美しさ」の部分ですね。
小笠原:やっぱり見たことのないもの、どうやって作っているか分からないものってすごく考えさせられるので。ラフ加入後のプラダには更なる「新しい美しさ」を期待したいですね。
F:前回のこの企画で、服を見続けてきた結果クチュールしか感動できなくなってきたと話していました。
小笠原:全てのクチュールが良いとは思いません。古くさいクチュールもあるのでね。ただそこにクチュールでしかできない手仕事の技術があったり、見たこともない新しい時代を感じるコレクションは素直にすごいなと思いますね。
F:ラフは自身のブランドで新しくウィメンズを発表しましたね。
小笠原:自身のブランドでウィメンズは出していなかったですが、キャリアとしてはジル サンダーでも「ディオール(DIOR)」でもやっていましたし、ここらでベクトルを変えてスペシャルなものが出てくるのかなと思っていたら割とメンズの流れをそのままウィメンズに引用したという感じでしたね。まぁプラダでもタイポグラフィーといった彼がよく使うテクニックを散りばめていましたけど。あれはビジネスを考えてのことなのかもしれません。
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