メインヴィジュアル
空山基とH・R・ギーガーの2人展「H.R.GIGER×SORAYAMA」が、12月26日の今日から開催されている。同展は渋谷パルコと心斎橋パルコの巡回展で、東京は2021年1月11日まで、大阪は2021年1月23日から2021年2月7日までの会期を予定している。
空山基は1947年、愛媛県今治市生まれ。人体と機械の美しさを追求し、1999年に発表された「ソニー(SONY)」のペットロボットAIBOのコンセプトデザインを担当。手描きで精密に描かれたクロムメタルで覆われたエロティックなアンドロイド「Sexy Robot」シリーズは、様々な写実表現を通して描かれている。
ADVERTISING
Sexy Robot_life size seating model_A 2017
Image by: ©Hajime Sorayama Courtesy of NANZUKA
一方、ハンス・リューディ・ギーガー(H・R・GIGER)は、スイスのシュルレアリスムの画家で彫刻家。生体機械的な生物や地球外的風景、不穏で性的な装置を描く。50年以上にわたるキャリアの中で、家具や版画、舞台美術デザイナーとして映画用小道具など多様なメディアで作品を発表し、リドリー・スコット監督作品、映画「エイリアン」のコンセプトデザインを手掛けた。
Necronom 2005
Image by: ©️ Estate of HR Giger
「H.R.GIGER x SORAYAMA」では、2人の共通点である「AI」や「永遠の命」「有機と装置の融合についての執拗な探究」にフォーカス。会場では、両名の60年代後半から近年までの絵画や彫刻作品が展示されている。
なお同展は、渋谷のアートギャラリー ナンヅカ(NANZUKA)とイタリアのアートマガジン「KALEIDOSCOPE」編集長アレッシオ・アスカーリが共同で開催。空山基やH・R・ギーガーへのインタビューが収録されたKALEIDOSCOPEによる展覧会カタログの出版も予定されている。
■H.R.GIGER×SORAYAMA
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 4階
会期:2020年12月26日(土)~2021年1月11日(月)
入場料:1000円(税込)※各種割引対象外
※12月27(日)以降はすべて当日券でのご入場となります。
巡回展会場:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋パルコ14階 PARCO EVENT HALL
会期:2021年1月23日〜 2021年2月7日
公式サイト
メインヴィジュアル
ADVERTISING
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境