香港のCounterpoint Technology Market Research(以下、カウンターポイント)は、今年第3四半期のスマートウォッチ世界市場に関する調査結果を発表した。スマートウォッチの出荷量は、前年同期比で6%の増加を記録したようだ。
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王者Appleを追うファーウェイ、サムスン
まずは、スマートウォッチ出荷台数のシェアランキングからご紹介。今年第3四半期は、Appleが28%でトップの座を維持。続いて15%のファーウェイ、10%のサムスンとなっている。
王者Appleは、価格を抑えたモデルとして「Apple Watch SE」を発売し、注目を浴びた。ファーウェイに関しては、子ども向けのスマートウォッチが特に好調だったという。
カウンターポイントのシニアアナリストであるスジョン・リム氏は、Appleの強さを認めながらも、サムスンの勢いについて言及している。今年上半期に伸び悩んだサムスンは、「Galaxy Watch 3」の発売によって復調。同第3四半期は、前年同期比59%の成長を遂げたとのことだ。
地域別のシェア率では中国がトップに
続いて、地域別のシェア率を見てみよう。これまで北米が世界最大の市場とされていたが、今年第3四半期には中国がわずかな差で逆転。
カウンターポイントによれば、かつては子ども向けスマートウォッチのシェアが全体の7割以上を占めていた中国で、一般向けスマートウォッチ市場にも勢いが出てきたという。こうした要因もあり、世界市場を長らくけん引してきた北米を逆転している。
そして、注目すべきはインドだ。同国市場はシェア率4%にすぎないが、出荷量が前年同期比で95%増加したとのこと。リム氏は、地場メーカーNoiseなどの勢いを根拠に、インド市場のさらなる成長を予想している。
PR TIMES
(文・早川あさひ)
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