日本企業初、アシックスがファッション産業の環境負荷低減に向けた「THE FASHION PACT」に加盟
THE FASHION PACTのロゴ
Image by: THE FASHION PACT
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日本企業初、アシックスがファッション産業の環境負荷低減に向けた「THE FASHION PACT」に加盟
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アシックスが12月10日、ファッション産業の環境負荷低減に向けた国際的枠組み「THE FASHION PACT(ファッション協定)」に加盟したと発表した。日本企業が加盟するのは同社が初めて。
THE FASHION PACTは、2019年8月にフランス・ビアリッツで開催されたG7サミットで欧米を中心とするファッションおよびテキスタイル企業32社が、気候変動、生物多様性、海洋保護の3分野で共通の具体的な目標に向かって取り組むことを誓約した協定。現在までに「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」を擁するケリング(KERING)、「ザラ(ZARA)」の親会社インディテックス(Inditex)、「アディダス(adidas)」「ナイキ(NIKE)」「シャネル(CHANEL)」「エルメス(HERMÈS)」「ディーゼル(DIESEL)」「モンクレール(MONCLER)」「バーバリー(BURBERRY)」「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」など60社200以上のブランドが加盟している。
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アシックスは気候変動問題に積極的に取り組んでおり、現在は2030年に向けた温室効果ガス排出量削減を目標に設定。2015年時と比べて事業所におけるCO2排出量を38%削減、サプライチェーンでのCO2排出量を製品あたり55%削減することを目指している。昨年には、2050年までに温室効果ガスの排出実質ゼロに向けて、産業革命前からの気温上昇を1.5度未満に抑えるための科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定すると表明。また、生物多様性や海洋保護分野では、2025年までにアパレルとアクセサリーで使用するコットンを100%サステナブルコットンへ切り替えるほか、全世界の直営店を対象に2020年末までにプラスチック製から環境配慮型紙製のショッピングバッグへ順次切り替えている。
アシックスの廣田康人代表取締役社長は、THE FASHION PACTへの加盟について「多くの人々が心身ともに健康的になる世界を実現させるためには、持続可能な地球環境が不可欠であると考えています。THE FASHION PACT加盟企業と連携し、業界一体となった取り組みを推進していきます」とコメントしている。
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