アシックス商事が、入店から購入まで店員と接触しないポップアップショップ「テクシーリュクス 非接触型シューフィッティングショップ」を銀座に出店する。期間は12月10日から21日まで。全非接触型無人販売のテスト店舗と位置付け、ニューノーマル時代に適応した店舗運営に活用していくという。
ポップアップショップは、銀座四丁目交差点の三愛ドリームセンターに隣接するイベントスペース「ZeroBase Labs GINZA 4-chome crossing」に出店。博報堂プロダクツが開発した空中立体映像技術による非接触サイネージシステム「エアタッチパネル」や、自動足形計測器「INFOOT2」を設置し、シューズ業界では日本初となる全非接触型無人販売店舗として運営する。
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入店時には非接触型体温計と消毒液噴霧器で検温、消毒を行い、「エアタッチパネル」と「INFOOT2」を連動させた3D計測器で足形を計測。計測時間は3〜5分程度で、エアタッチパネルで入力した生まれ年や、計測結果などの情報をもとに壁面に展示しているシューズから推奨商品をライトアップする。試着スペースにはタブレット端末を用意し、「足長・足囲・足幅・踵幅・足高・踵傾き」の計6項目の計測結果とライトアップしたシューズを含めた約6つの推奨商品の情報を表示するほか、遠隔でリモート接客を実施。展示棚やタブレット端末にあるQRコードを読み込むとオンラインサイトにアクセスでき、オンライン決済から4営業日までに指定場所へ商品が配送される。
展示シューズはビジネスシューズブランド「テクシーリュクス(texcy Luxe)」の商品を揃え、「ジャパンメイドシリーズ」のTU-812(1万5000円)、「ゴアテックスシリーズ」のTU-802(1万5000円)、「アブソリュートバリューズシリーズ」のTU-7004(1万円)、「フレキシブルドレス」のTU-7010(8000円)、4Eシリーズ(8000円)、「フレキシブルアーバン」のTU-7020(8000円)、「ハイブリッドドレス」のTU-7006(8000円/すべて税別)の計11型のブラックカラーを24.5〜28cmの6サイズで用意。一部商品は29cmサイズとバーガンディやブラウンのカラーを展示する。
アシックス商事の広報担当者によると今回の店舗では「ニューノーマル時代に適した店舗作りに向けて、お客様からのネガティブな意見がどれだけ拾えるかが重要」とし、利用者のフィードバックを参考にしながら随時改善を図っていくという。無人店舗の認知度向上を目的に、出店場所には人通りの多い銀座四丁目交差点を選んだ。同店における売上目標は設定せず、今後の展開として子ども靴やカジュアルシューズを対象とした無人店舗の出店を視野に入れている。2021年春と秋にも全非接触型無人販売店舗のポップアップショップをオープンする予定だという。
■テクシーリュクス 非接触型シューフィッティングショップ
期間:2020年10月10日(木)〜12月21日(月)
営業時間:10:00〜21:00(21日は17時まで)
場所: ZeroBase Labs GINZA 4-chome crossing
住所:東京都中央区銀座5-7-1
Image by: FASHIONSNAP
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