韓国LGは、スウェーデンの大手ドアメーカーAssa Abloy Entrance Systemsと透明OLEDの自動ドアの共同開発で覚書を交わしたと発表した。
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LGの透明OLEDのサイネージとソフトウェアベースのコンテンツ管理ソリューション、そしてAssa Abloyの自動スライディングドアの技術を組み合わせる。透明な扉にさまざまな文言や広告を掲載できるようになり、LGによるとこの手のものは世界初という。
自発光式のOLEDピクセル
LGがOLED技術の世界的リーダーであることは知られているところだ。実際、すでに透明なOLEDサイネージ(モデル55EW5G)を展開していて、今回の透明OLED自動ドアにもこのサイネージを使う。
サイネージには自発光式のOLEDピクセルが採用されていて、これにより正確な色を再現できるという。さまざまな色を表示しながらもドアそのものは透明で、現在さまざまな場所で使用されている一般的な透明の自動ドアにサイネージ機能が加わったようなものとなる。
商品広告の掲載も
ドア全体は透明で、向こう側が透けて見える一方で、扉に文言などを掲載できる。たとえば、店舗の入り口にこのドアを使う場合、客向けに「いらっしゃいませ」といった文言や、今日のお買い得商品情報などを掲示できそうだ。
また、ビルの入り口であれば「マスク着用を」などと来館者に呼びかけるのにも使えるだろう。LGが公開した写真では、ドア全体が商品の広告に使われている。
この透明OLED自動ドアがいつから生産・販売されるのかスケジュールは明らかになっていないが、技術そのものは確立されていることから、実際に使用されるようになる日はそう遠くなさそうだ。
LG
(文・Mizoguchi)
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