「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET)」や「バス&ボディワークス(Bath and Body Works)」を展開するL brandsが、11月25日付でヴィクトリアズ・シークレットの新CEOにMartin Waters氏を起用した。Waters氏は2019年2月から同職を務めてきたジョン・ミハス(John Mehas)氏から引き継ぐ形となる。
Waters氏は2008年にL brandsに入社し、同社の国際部門の責任者としてインターナショナルビジネスを率いてきた。入社以前は、ヨーロッパで展開する大手ドラッグストアチェーン「Boots International」でマネージングディレクターを務めた経験を持つ。新CEOの就任に加えて、L brandsでは北米地域の副社長にBecky Behringer氏、ヴィクトリアズ・シークレット人事部長にLaura Miller氏、ヴィクトリアズ・シークレットのデザインチーフにJanie Schaffer氏を起用した新人事を発表。一部の幹部を交代し、新たな体制でブランドを運営していくという。
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L brandsは、今年2月にヴィクトリアズ・シークレットの過半数株式を米投資会社シカモアパートナーズに売却すると発表したが、商談の最中にシカモアパートナーズが取引から撤退する意向を表明したことで、L brandsは4月にシカモアパートナーズを提訴。その後、L brandsは訴訟を取り下げ、株式売買を中止することで合意した。成長を続けているバス&ボディワークスを専業の公開会社として引き続き運営し、ヴィクトリアズ・シークレット事業を別会社として運営する準備を進めているという。このほか、L brandsはコストカットを目的として、250店舗の閉店と850人の人員削減を実施している。
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