伊勢丹新宿店外観
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三越伊勢丹ホールディングスが、2021年3月期第2四半期(2020年4月1日〜9月30日)の連結業績を発表した。売上高が3357億100万円(前年同期比41.8%減)、営業損益が178億1200万円の赤字(前年同期は138億8600万円の黒字)、経常損益が170億9200万円の赤字(同150億5700万円の黒字)、親会社に帰属する四半期純損益は367億8600万円の赤字(同75億9500万円の黒字)と大幅な減収減益となった。
2021年3月期第2四半期中は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月と5月の2ヶ月間は臨時休業や営業時間短縮により売上が大幅に低下。訪日外国人の入国制限が続いたことから、インバウンドの売上はほぼ消失状態となった。
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業績不振を受けて、同社は2019〜2021年度の中期計画の取り下げを発表。現状と今後を踏まえて戦略の修正を図り、2021〜2023年度の新3ヶ年計画を策定する。新3ヶ年計画は来年5月に公表する予定で、デジタル事業の強化や事業構造改革、コスト削減などに加えて、コロナ禍における再生計画および将来を見据えた新たな内容を組み込む。人件費の削減も視野に入れており、要員数を減らしてオペレーションができる体制を整えることや、希望退職者の募集も行う予定だという。
なお、同社は新型コロナウイルスに係る雇用調整助成金など48億9400万円を特別利益に計上したことや、子会社株式の譲渡などを踏まえ、2021年3月期の連結業績予想を修正。売上高は8150億円(前回予想は8230億円)、営業損益は330億円の赤字(同380億円の赤字)、経常損益は340億円の赤字(同410億円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純損益は450億円の赤字(同600億円の赤字)とした。
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