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メルカリが、2021年6月期第1四半期(2020年7月1日〜9月30日)の連結業績を発表した。オフラインで行っていたサービスのオンライン化や、メルペイの利便性向上などで新規ユーザーを獲得したことが功を奏し、売上高が221億5600万円(前年同期比52.3%増)、営業損益が3億6400万円の黒字(前年同期は70億1000万円の赤字)、経常損益が2億6200万円の黒字(同70億2700万円の赤字)の増収増益だった。親会社に帰属する四半期純損益は42億8100万円の黒字(同71億1300万円の赤字)で、前年同期の業績を大幅に上回った。
同社は中長期での継続的な成長に向けてメルカリの出品強化を実施。ドコモとのID連携で出品者に対してdポイントの付与額を増額し、サービスの利用方法を紹介する「メルカリ教室」をオンラインで開催するなどで、出品数の増加を図った。これらの取り組みが新規ユーザーの獲得にも繋がり、2021年6月期第1四半期におけるメルカリの流通総額は前年同期比から437億円増加の1706億円に伸長した。
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スマートフォン決済サービス「メルペイ」を運営する子会社のメルペイでは本格的な収益化に向け、メルペイスマート払いなどの与信事業を拡大。また、メルペイ利用時の本人確認や不正利用対策を強化することで、安全に使用できる環境の構築を進めているという。10月5日時点でメルペイの利用者は800万人に上り、昨年10月の500万人から順調に増加している。
US事業のマーケットプレイス「Mercari」については、認知度向上および新規ユーザー獲得に向けて出品および配送サービスの最適化に注力。Mercariの流通総額は前年同期から190億増え、307億円となった。
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