新型コロナウイルスの影響で非対面・非接触の需要が伸び、セルフサービス端末の導入が増加している。しかし、この端末の多くはタッチパネル式で、不特定多数の人が触れるという点では少々不安が残るだろう。
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そんななか、沖電気工業株式会社(OKI)は、画面に触れずにタッチパネル操作が可能な「ハイジニック タッチパネル」を開発。
そして現在、株式会社群馬銀行協力のもと、同行藤岡支店のATMにて「ハイジニック タッチパネル」の実証実験を実施中だ。
数cm離れた指を感知
「ハイジニック タッチパネル」は、OKIのセンシング技術を活用した特殊なタッチセンサーを画面に実装することで、画面から数cm上の指を感知でき、非接触でのタッチパネル操作を可能にする。
また、利用者が画面に触れてしまったときのために、操作画面に抗菌フィルムを貼り付けることも可能。
同社は日本航空株式会社(JAL)と連携し、2020年8月24日~9月15日の期間、羽田空港において「ハイジニック タッチパネル」を搭載した自動チェックイン機の試行を実施した。
そして今回は群馬銀行と連携し、ATMでの非接触操作の実証実験に挑む。
実際の利用者の声を聞く
このたびは、同行藤岡支店のATM1台に「ハイジニック タッチパネル」を搭載し、来店客に実際に利用してもらい、操作感や取引ボタン選択のしやすさ、画面とタッチセンサーの距離が適切かどうかなどをヒヤリングする。
実施期間は10月23日~11月20日。実験完了後は、その結果を踏まえ「ハイジニック タッチパネル」の操作性の向上と商品化を進めていくとのこと。
現時点では、航空業界と金融業界での実証のみだが、「ハイジニック タッチパネル」にはまだまだ可能性があるだろう。例えば、流通や小売、飲食業界、医療業界など、同社は幅広い領域での活用を視野に入れているようだ。
「ハイジニック タッチパネル」がさまざまな端末に実装されれば、ニューノーマル時代の安心・安全なセルフサービスが広がっていくかもしれない。
PR TIMES(実証実験)
PR TIMES(「ハイジニック タッチパネル」開発)
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