リーボックを象徴する「インスタポンプフューリー」
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【2020年12月16日続報】アディダスがリーボックの売却について検討していることを明らかにした。3月10日に開催を予定している戦略説明会でリーボック事業から撤退するかどうかについて正式に発表するという。
独アディダスが、「リーボック(Reebok)」ブランドの売却を検討していると独ビジネスマガジン「manager magazin」など複数の海外メディアが報じた。
manager magazinの報道によると、アディダスは2021年3月までに売却を完了させる方針で、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「ティンバーランド(Timberland)」などを傘下に収める米大手アパレル・フットウェアメーカーのVFコーポレーション(VF Corporation)や、中国大手スポーツウェアメーカーのアンタスポーツ(安踏体育)が売却先の候補に挙がっているという。ブルームバーグ(Bloomberg)の報道では、アディダスは今後数ヶ月以内に売却の判断を下すとしている。
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アディダスは2006年にリーボックを約38億ドルで買収。当初はスポーツメーカーで世界1位のシェアを有する米ナイキへの追撃を狙っていたが、シェアを奪うことはできずナイキの勢力が拡大するかたちとなった。また、アディダスグループが今年8月に発表した2020年第2四半期の決算によると、全体の売上高は前年同期比35%減、リーボック事業単体では42%減の大幅減収となり、新型コロナウイルスの感染拡大以降さらに苦戦が強いられている。
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