インターブランドが、 グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2020」を発表した。1位は昨年に引き続き「アップル(Apple)」が獲得。ラグジュアリーやアパレル関連のブランドでは15位の「ナイキ(NIKE)」が最上位となった一方で、「ザラ(ZARA)」と「H&M」は成長率がマイナスとなり、それぞれ大幅にランクダウンした。
Best Global Brandsではグローバルに事業を展開するブランドを対象にブランドが持つ価値を金額に換算し、ランキング化した。21回目を迎えた今回は首位のアップルに続き、2位に「アマゾン(Amazon)」、3位に「マイクロソフト(Microsoft)」が入り、いずれも昨年から1つ順位をあげた。それぞれの成長率はアマゾンが前年比60%増、マイクロソフトが53%増で、「Top5 Growing Brands(最も成長率の高い5ブランド)」でそれぞれ1位と2位をマーク。昨年2位だった「グーグル(Google)」は4位に順位を落とした。
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50位以内に入ったラグジュアリーやアパレル関連のブランドはナイキ(前年比6%増)のほか、17位の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」(2%減)、21位の「シャネル(CHANEL)」(4%減)、28位の「エルメス(HERMÈS)」(0%)、32位の「グッチ(GUCCI)」(2%減)など。
ザラは35位(昨年は29位)、H&Mは37位(昨年は30位)と大幅ランクダウンした。成長率はザラが前年比13%減、H&Mが14%減となり、ともに失速。なお、50位に入った「アディダス(adidas)」も昨年から5つ順位を下げたが、成長率は1%増だった。
インターブランドは2ブランドの結果について、コロナ禍に多くの店舗の閉店を余儀なくされるなど大きな影響を受けたことを挙げている。また、2年連続でトップの成長率を維持していたラグジュアリー業界の多くのブランドが価値が下がったことについても同様の理由としている。
一方で、ソーシャルメディアとコミュニケーションのブランドが躍進し、「インスタグラム(Instagram)」「ユーチューブ(YouTube)」「ズーム(Zoom)」が初めてランキングに入った。
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