J.フロント リテイリング公式サイトより
J.フロント リテイリングが、2021年2月期第2四半期の連結業績(2020年3月1日〜8月31日)を発表した。売上高は3195億8900万円(前年同期比41.5%減)、売上収益は1474億7100円(同34.7%減)、営業損益は206億3700万円の赤字(前年同期は251億7500万円の黒字)、親会社株主に帰属する四半期純損益は163億1100万円の赤字(同143億6700万円の黒字)となった。
今四半期の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大によってインバウンド消費や個人消費が落ち込んだことに加え、4月に発令された緊急事態宣言が中核事業の百貨店事業とパルコ事業に大きく影響。営業再開後は、7月〜8月にかけて再び感染者が増加した影響もあり、消費マインドの落ち込みが続いたことから業績の回復には至らなかった。決算説明会に出席した同社の好本達也取締役兼代表執行役社長は「先行きの見えない不安な時期だからこそ改革を推し進めるべき」と話し、下期は「構造改革」「デジタルトランスフォーメーション」「パルコとのシナジー創出」の3つに重点をおいた施策に取り組むことで業績の早期回復を目指すという。
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また、2021年2月期通期(2020年3月1日〜2021年2月28日)の連結業績は総額売上高が8104億円(前期比28.5%減)、売上収益が3375億円(同29.8%減)、営業損益が206億円の赤字、親会社の所有者に帰属する当期純損益が186億円の赤字と予想。2020年3~8月期の最終損益が今年6月に発表した前回予想値から約74億円改善したことから、通期予想に上振れ分を反映している。
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