国土交通省が新型コロナウイルスに対する緊急経済対策として実施している観光需要喚起策「Go Toトラベル」事業で、「地域共通クーポン」の配布が開始された。利用可能店舗にはファッション小売業も含まれており、対象のショップでクーポンを使うことができる。
地域共通クーポンは事業に登録した旅行商品の購入者にその代金総額の15%分を配布(1人1泊あたり上限6000円分、日帰りの場合は上限3000円)。宿泊地がある都道府県とその隣接都道府県の事業登録店舗で、日帰りの場合は当日、宿泊の場合は宿泊日とその翌日に利用することができる。なお日帰り旅行での利用時は、主な旅行目的地が対象となる。
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対象業種は限定されておらず、路面店のほか、百貨店やショッピングセンター内のテナントでも登録店舗であればクーポンの利用が可能。事業者による登録申請はキャンペーン事務局のサイトで受け付けており、他店舗を運営している事業主は希望する店舗を一括で申請することができる。
元々、地域共通クーポンは新型コロナウイルスの影響で経営難が続いている観光業の支援を目的に実施。そのため当初ファッション小売業を含む構想はなかったという。しかし、今年5月にユナイテッド ヌード ジャパンの青田行社長が発起人となり、イーストランド島田昌彦社長ら賛同者と共にファッション小売業の需要喚起を求める要請を経済産業省に対して行ったことを受けて、今回のクーポン配布にファッションカテゴリーが含まれることになった。
青木社長は「私達は経済産業省の官僚の方々と話し合いを続けてきました。10月からGo Toトラベルの対象地に東京都も加わり、地方から東京に来る人たちの需要も期待できます。クーポンがファッションにも利用できることはあまり知られていないません。ファッション小売業の方々がこの情報を知り、申請・審査後に参加する事が大切であり、旅行客の方々がファッションでも使用出来る事を知って利用するきっかけとしてほしい」とコメントしている。
■Go To トラベル事務局公式サイト
旅行者向けサイト/事業者向けサイト
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