5月30日に全館営業を再開した伊勢丹新宿店の様子
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三越伊勢丹ホールディングス、そごう・西武、エイチ・ツー・オー リテイリング、J.フロント リテイリング、松屋、高島屋の主要百貨店6社が10月1日の今日発表した9月の売上(速報値)は、既存店ベースで前年同月から3〜4割減少した。前年が消費税増税前の駆け込み需要で売上が増加したことによる反動が影響し、減少幅が拡大している。また、台風接近による営業日数の減少なども影響した。
各社の前年同月比の売上高は、三越伊勢丹ホールディングスが35.5%減、そごう・西武が29.1%減、エイチ・ツー・オー リテイリング(阪急阪神百貨店)が27%減、J.フロント リテイリング(大丸松坂屋百貨店)が40.1%減、松屋(銀座本店)が36.6%減、高島屋が35.2%減だった。
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全社ともインバウンド売上は依然として低迷している。客足は回復傾向にあり、三越伊勢丹ホールディングスの伊勢丹新宿本店と三越日本橋本店では前月と比べ入店客数が増加。2店舗では月の後半ごろから気温低下に伴い秋物衣料や服飾雑貨が堅調に推移したほか、巣ごもり消費の一環でリビング家具やキッチン雑貨、食料品が健闘した。また、公式ECではワインをはじめとする食品の売上が好調だったことから、EC全体の売上は前年比約1.5倍に伸長した。
エイチ・ツー・オー リテイリングでは、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向となったことからファミリー層の来店が9月後半から増加し、売上高も回復傾向となった。4連休中はお盆の代わりに帰省した家族連れを中心に旅行客などで都心店の店舗は賑わったという。オンラインストアの売上は前年比181%と好調。21日から受付を開始したおせち料理の予約は、前年比約5割増と好調な滑り出しとなった。
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