Image by: MM6 Maison Margiela
「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)」が、2021年春夏コレクションをオンラインフィルム形式で発表した。
オンラインでの発表に向けてブランドから届いたのは、真っ白なボックス型の招待状。中に入っていたアルミ缶には、糸電話用と思われる紐が入っていた。同封されたポスターに記されていたのは、缶を使ってできる様々な"To Do"。「缶を持っている人をもう一人見つけて、紐をつないで会話してみましょう」「缶の中でトマトの苗を育ててみましょう。6月にはトマトサラダが楽しめるはず」「名前をつけてみましょう」.…..日常生活で見慣れたモノからも面白さを見つけ出して楽しむ姿勢は、ステイホームを経験した多くの人にとって共感を生みそうだ。
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招待状
Image by: FASHIONSNAP.COM
新型コロナ下の今シーズン、MM6のチームはそれぞれの家からコレクションのデザインを進行。出来上がったのは、まさに2020年のリアリティを映し出した服で、ブランドのプレスリリースに記されていた言葉を借りると「上半身はビジネス仕様、下半身はパーティー仕様(Business on top, party on the bottom)」。例えば、ピンストライプのジャケットやポプリン素材のシャツは肘丈で断ち切られており、フォーマルなZoom会議に対応しながら、リラックスした着心地を叶える。青空やライブラリーの写真がプリントされたシルクスカーフがバックに縫い付けられたシャツやTシャツは、スカーフを広げればどこでも独自のテレビ電話背景を作り出せるユーモラスなアイテムだ。このほか、パリのカフェにあるような椅子のカバーをドレスに、パンツをVネックトップスとしてそれぞれ再解釈したルックなどが登場した。
9月27日に公開された約6分半のフィルムでは、ルックブック撮影の様子を収録。モデルをはじめ、カメラマンやフィッターまで、イメージを作り上げる人々が映し出されている。スタッフにとどまらず、白ペンキ16リットル、GoPro4台、コーヒー10リットル(!)などフィルムを作り上げた全ての「裏方」をリストアップしたラストのクレジットまで必見だ。
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