「ジェラート ピケ オム」2021年春夏コレクションの展示会より
Image by: FASHIONSNAP
マッシュホールディングス(以下、マッシュHD)が展開する「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のメンズライン「ジェラート ピケ オム(GELATO PIQUE HOMME)」が好調だ。2019年の年商はメンズライン単体で25億円を突破。同社はメンズ事業の強化を掲げており、2021年春夏シーズンは型数を約3倍に拡充し成長を加速させる方針だ。
ジェラート ピケ オムは2015年に同社初のメンズ事業としてスタートし、ジェラート ピケの店頭とECで販売している。特にギフトアイテムが人気で、プレゼントでもらった男性がその後ブランドのファンになることが多いという。今後のさらなる成長を目指し、同社は今年から新たにメンズカテゴリーを統括するための事業部を新設。ジェラート ピケ オムや「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」などのブランドを擁し、企業としてメンズ市場におけるシェア拡大を狙う。
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ジェラート ピケ オムの強化施策では型数拡充のほか、専用のディスプレイの導入などで男性が入店しやすい雰囲気を作るほか、ECサイトも男性客を意識したデザインに刷新する。ジェラート ピケ オム単独店の出店を視野に入れ、ポップアップの実施を含むプロモーションも推進する予定だ。
マッシュHDの近藤広幸代表取締役社長は「メンズ事業全体で、早期に年間売上50億円規模まで成長させたい。ジェラート ピケ オムはその筆頭だ」と話している。なお同社は、ジェラート ピケ オム以外に、ビューティ事業のメンズも強化する計画で、メンズに特化したコスメブランドの開発も検討。これまでウィメンズ事業で行ってきたアパレルとビューティの合同企画をメンズ事業でも実施していくという。
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