日本初上陸のホテル「キンプトン」が新宿に開業、ライフスタイルに寄り添ったラグジュアリー体験を提案

　サンフランシスコ発のキンプトンホテルズ＆レストランツが日本に初上陸し、ラグジュアリーホテル「キンプトン新宿東京」を10月2日に開業する。ニューヨークのアートシーンからインスパイアされた施設内部が、メディア関係者向けに公開された。

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　キンプトン新宿東京は、西新宿の「パークハイアット東京」の隣ブロックに立地。地上17階建てで、客室は3〜13階に設ける。1階にはリテールショップ「コンセプトストア」とカフェ＆バー「ザ・ジョーンズカフェ＆バー（The Jones Cafe Bar）」、2階にブラッスリー・バー・ラウンジ「ディストリクト（DISTRICT）」、16階にマルチファンクションスペース「ザ・ギャラリー（The Gallery）」を展開する。客室や施設を含むホテルのデザインは「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」の内装を手掛けたデザイン会社のロックウェル・グループが担当。ニューヨークのアートシーンをイメージした空間に仕上げ、館内にはアート作品を多く設置した。

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　客室は全151室で、「プレミアムコーナー」「プレミアムキング／ツイン」「エグゼクティブキング／ツイン」「プレミアスイートツイン」「ザシンジュクスイート」「ジュニアスイート」「プレミアスイートキング」の7種を用意。内装デザインは和と洋の要素を取り入れ、ベッドサイドには簪がインスピレーション源のランプを設置した。また、全室に配したスピーカーは「ヴィーファ（Vifa）」、バスアメニティは「ラ・ボッテガ（La Bottega）」、ヨガマットは「ルルレモン（lululemon）」で統一。ルームウェアの浴衣は「ヒロコレッジ（HIROCOLEDGE）」の高橋理子がデザインを手掛けた。

　14〜17階は宴会場となっており、16階のザ・ギャラリーはウェディングのチャペルやアートエキシビション、ファッションショーといったイベントの開催が可能。天井の高さは10mで、座数は80席を用意する。同フロアには、待合室としても使用可能な会議室を設けており、フロア全体を貸し切って使用することもできる。なお、ウェディングの年内分の予約はすでに埋まっているという。

　1階のエントランスでは自転車を宿泊者に無償で提供。自転車かごには、ペットを同乗させることができるシートボックスが設置でき、フロントで貸し出しを受け付ける。コンセプトストアはアートギャラリーをイメージしたショップとして展開し、店内に湘南出身のアーティストシータ（SHETA）によるアートワークを設置。「トバリ（TOBALI）」のキャンドルや「ビジューアールアイ（Bijou R.I）」のアクセサリー、「ピジョン（PEGION）」のドッグアイテムなど、16ブランド150アイテムが揃う。店内には湘南出身のアーティストシータ（SHETA）によるアートワークを設置した。同じく1階のザ・ジョーンズカフェ＆バーは朝6時半から営業。日本初上陸となるニューヨークのコーヒーショップ「バーチコーヒー（BIRCH coffee）」のメニューをはじめ、ベーグルサンドやケーキタルトといったフードメニューを提供し、夜にはクラフトビールやオーガニックワインが楽しめる。

　2階のディストリクトでは、ブランチやアフタヌーンティー、ディナー、バーのメニューを用意。アフタヌーンティーは、アンディ・ウォーホル（Andy Warhol）やヴィンセント・ヴァン・ゴッホ（Vincent van Gogh）、クロード・モネ（Claude Monet）の作品をイメージしたフードを展開する。ラウンジとテラスエリアではペットとの同伴も可能だ。

　パークハイアット東京やヒルトン東京などラグジュアリーホテルが立ち並ぶ西新宿エリアに、インターナショナルブランドのホテルが新たに開業するのは26年ぶり。キンプトン新宿東京の広報担当者は「新宿は日本のアートシーンやカルチャーとの親和性が高い街であるため、ブランドの方向性と一致した。ペットとの入館が可能な点など、ライフスタイルに寄り添ったラグジュアリーホテルであることが強み」と話した。宿泊予約は現在公式サイトで受け付けており、国内旅行の需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンが適用されるという。