sik92によるPixabayからの画像
姿勢やアクティビティなどをトラッキングするウェアラブルデバイスはたくさんあるが、アスリートのパフォーマンス改善に利用するには単体のデバイスでは不十分だという。
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そこでシンガポール国立大学(NUS)の研究チームは、シャツに複数のセンサーが搭載できる技術を開発した。このスマートシャツには、さまざまな身体の位置にセンサー配置ポイントがあり、スマホとの通信や給電が可能だ。
最大6個のセンサーを配置できる
スマートシャツには蜘蛛の巣のようなデザインがほどこされ、ハブをつなぐ回路となっている(動画で確認可能)。各ハブには姿勢や体温などを測るセンサーが、最大6個まで配置できるとのこと。
モニタやバッテリーが搭載されておらず、手持ちのスマホがその役割を果たす。NFCチップを搭載しており、一般的なスマホから、全体のデータに接続および給電ができる。
姿勢やアクティビティ、生体データを同時に取得
ワイヤレスで軽量なので、アスリートのパフォーマンスへの影響は最小限だ。リアルタイムでデータにアクセスできて、特に背骨からのセンシングデータで姿勢を測定することに注力されている。
アスリートのパフォーマンス改善を目的として開発された同技術だが、健康モニタリングにも活用できるという。24時間のトラッキングができて、様態観察の必要な患者の異常をすぐに検知して手が打てる。
姿勢やアクティビティ、生体データを同時に取得できるスマートスーツは、たくさんのウェアラブルデバイスを装着するよりも実用的。現在のプロトタイプから、量産体制への移行に期待したい。
参照元:NUS team develops smart suit wirelessly powered by a smartphone/ News Wise
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