一口に「アパレル業界」といえど、ブランドを運営しているアパレルメーカーなのか、メーカーから依頼を受けて商品を生産する工場なのか、またはメーカーなどから依頼を受けて販売を代行する小売なのかで、仕事内容が大きく変わってきます。
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せっかく働くのであれば、自分の希望に沿った企業にて働きたいですよね。
そこで、それぞれの仕事内容をピックアップしながら、数あるアパレル企業をどうやって選んでいくのかをご紹介します。
【目次】
・まずは、自分がどんな仕事に就きたいのかを確認する
・就職するにあたって優先事項を決める
・【1】「アパレルメーカー」での仕事内容を解説
・【2】縫製などを行う「縫製工場」での仕事内容を解説
・【3】「生地(繊維)メーカー」の仕事内容を解説
・【4】アパレル商品を流通させる「小売業」の仕事内容を解説
・【5】今はこんなアパレルに関するのお仕事も!
まずは、自分がどんな仕事に就きたいのかを確認する
数あるアパレル業界での職種。ショップ店員として働きたいのか、商品の企画に携わりたいかなど、働き方を明確にしてから企業を絞っていくとスムーズです。
「とにかくアパレル業界に携わりたい!」というのが理由の場合も、自分がどんなことに興味があるのか、自分のスキルが活かせる職種は何かを確認しておけば、就職しても「こんなはずじゃなかった」と失敗するリスクがぐっと下がります。
自己分析が苦手な方は、転職エージェントを利用するのも一つの手です。転職エージェントを利用するメリットについて、気になる方は是非下記の記事をチェックしてみてください。
転職エージェントを利用するメリットって?
就職するにあたって優先事項を決める
どんな職種につくかということはもちろん、自分にとって譲れない条件を決定するのも大切です。それが例えば給料面なのか、福利厚生の充実なのか、やりたいことのためなら条件は気にしないのか……。この優先事項をきちんと把握することは、就職や転職のための一つの指針になります。優先事項の決め方がいまいち分からないという方は、是非下記の記事を参考にしてみてください。
「優先順位」と「将来設計」を決めよう!
では次に、業態の異なるアパレルの職種をそれぞれご紹介していきます。自分の理想に合うものを見つけてみてくださいね。
【1】「アパレルメーカー」での仕事内容を解説
アパレル業界の中でもメジャーなのが「アパレルメーカー」です。アパレルメーカーとは、アパレル製品を作り、卸売や一般販売を行う会社のことを指します。
そしてこのアパレルメーカーの中でも更に部署が分かれており、それぞれ担う仕事内容は異なります。例として、一部の部署をピックアップ。
デザイン部門
デザイナーやパタンナーが属するデザイン部門では、ブランドのイメージを確保しつつ、市場のニーズ、そしてトレンドを取り込んで服や小物をデザインします。専門的な技術や知識が必要なため、専門学校を卒業してから就職する人が多い職業です。
販売部門
店舗にて商品を販売するショップ店員の他、ブランドや商品の認知度を高めるために広告を使ったりマスコミにPRするプレスなどがこの部門にあたります。
ショップ店員を例にすると、店員から副店長、そして店長、さらにはエリアマネージャーと、ステップアップするごとに仕事内容も変わってきます。
事務部門
経理や法務などの事務作業を行っている事務部門。他の職種と仕事内容が大きくは変わらないため、異業種から転職する人が多い部門です。
この他にも、商品をどのように販売していくか戦略を企てる企画部門など、数多くの部署、職種が連携して製品を作り、販売しているのがアパレルメーカーです。
【2】縫製などを行う「縫製工場」での仕事内容を解説
アパレルメーカーは、自社工場を持っていない場合が多いです。そのため、製品を作る際には外部の「縫製工場」に仕事を依頼しています。
では、縫製工場ではどんな仕事があるのでしょうか。
縫製工
アパレルメーカーから依頼を受け、指示書通りに生地を縫い合わせ、副資材を取り付け完成させるのが縫製工のお仕事です。複数の工程に分けて一つの製品を完成させることがほとんどのため、チームワークが大切になります。
検品作業
完成した製品に欠陥がないか調べる検品作業。例えばほつれやすい部分があったり、穴があった場合にはメーカーに納品することができない上に、誤ってお客様の手元に渡ってしまった場合には不信感に繋がってしまいますよね。そのため、検品作業は欠くことのできない大切な仕事のうちの一つです。
今までは大量生産が主流だったため、比較的賃金の安い海外での生産が重視されていましたが、サステナブルの普及により受注生産が増え、技術の高い日本のものづくりが再び注目されるようになりました。
【3】「生地(繊維)メーカー」の仕事内容を解説
衣服を作るのに欠かせない生地を作る「生地メーカー」にも、様々な職種があります。
テキスタイルデザイナー
生地をデザインする職業であるテキスタイルデザイナーは、繊維の豊富な知識を必要とする職業です。メーカーが求める生地を制作するために、生地となる糸の選定、織り方、染色方法などを決定します。
生地一つで実際の衣服の印象が大きく変わってくるため、感性はもちろんのこと取引先が求める物を的確にキャッチする能力も必要です。
テキスタイルバイヤー
バイヤーというと、出来上がった衣服や小物を買い付けるバイヤーを思い浮かべる人が多いかと思います。テキスタイルバイヤーは製品の基となる生地を買い付けるバイヤーのこと。例えば、海外のある特定の地域でしか作られていない生地を買い付けることにより、製品の差別化に繋がります。この職業では、交渉力、そして語学力も必要となります。
前述したように、サステナブルが普及している昨今なので、個々の希望に沿った製品作りがもっと重要視されていきます。そのような状況下では、生地のバリエーションもより豊富になっていくかもしれませんね。
【4】アパレル商品を流通させる「小売業」の仕事内容を解説
アパレルの小売業とは、メーカーから商品を買い取り、消費者へ提供する業態のことを指します。セレクトショップや、複数のメーカーの商品が購入できるECサイトなどがこれにあたりますね。
商品をメーカーから買い取る小売業ですが、市場調査を行ったり、商品の販売促進業務を行うなどメーカーと同じような動きをします。
セレクトショップのコンセプトに沿った商品の買い付けや販売促進を行う中で、様々なブランドと触れ合えることが魅力です。
【5】今はこんなアパレルに関するのお仕事も!
ご紹介した業態は以前からあるものですが、時代の移り変わりと共に異なる業態もさらに普及するようになりました。
インフルエンサーのアパレルブランドプロデュース
近ごろ、インフルエンサーがプロデュースするアパレルブランドを多く目にしますよね。こうしたブランドのプロデュースを手掛ける企業に就職し、アパレルに携わることもできます。インフルエンサーの発掘の他、そのインフルエンサーならではの魅力を引き立てるような商品作り、買い付けを行ったり、インフルエンサーが活躍するSNSでの販売戦略などを行います。
無店舗型販売
店舗を持たずに、ECなどを通じて商品を販売する無店舗型販売。通販サイトを気軽に作れるようになったこと、個々での買い付けも容易になったこと、運営に関わるコストを下げられることから、こうした業態が以前に比べると増えてきました。ECやSNSを使った販売方法が現在の無店舗型販売では主流ですが、消費者が購入前に商品を手に取ることができないため、いかに写真や動画を使って商品の魅力を伝えられるかが大切です。
SNSに詳しい、写真や動画撮影が得意という方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。
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